11歳になった日

息子に言われた。

「ボクサーパンツほしい」

友達の間で「ブリーフダサい」と履いてる子が笑われていたそうで、息子は内心ドキドキしながら一緒に笑っていたそうだ

「何でぇ？別にブリーフでもいいやんか」
「あかん、お願い、頼むから」



はっはっはー。

いつか来る、そう遠くないであろうこの日の為に、オンマはちゃーんと準備してあったのだよ



余談ですが昔、「小さいうちはトランクスは履かない方がいい」と聞いたことがあるんですが、そこんとこどーよ？



息子がここまで必死になってるのには、理由がある。

ちゃんとわかってまふ

そうです。１ヶ月後に自然学校（４泊５日・ハチ高原）が控えてるからなんですねー

マイミク・リコピョンさんの日記で知ったのですが、先週の修学旅行の説明会で強烈なキャラがいたらしく、内心かなり期待しながら昨日の自然学校説明会に行ってまいりました



ひととおり説明を聞いた後、待ちに待った（笑）質問タイム

「それでは、質問がある方」
「はい」
「はい、どうぞ」
「現地で子ども達は何時に起きて何時に寝るんですか？」

すいません。吹き出しました。

それ、要る情報？モーニングコールでもしたるんかいな

果てしなくツッコミの言葉が頭に浮かびます

「７時に起きて10時に寝る予定ですね」律儀に答える先生（爆）



あー、おもしろかった




と言う訳で、本日、息子は１１歳のお誕生日を迎えました



予定日から２週間過ぎても全く出てくる気配はなく、子宮口を柔らかくする注射を打ち続け、陣痛を起こす錠剤を飲み、最後には風船まで入れられ;￣ロ￣)!!人口破膜、看護婦の申し送りを２回横で見、医師にも「明日の朝出なければ切ります」とさじを投げて帰られ、当直の医師に取り上げられた子。

頭が出た後、スルリと出て来ず股の間で首をかしげる当直医が見え、「はっはっはっはっはぁ？」不安がる私をよそに、吸引、最後には看護婦が一人お腹の上に乗り、３人がかりで牛の出産のようにひっぱり出された子。

肩がひっかかっていた為出て来なかったらしく、出てきた時に脱臼している恐れがあるからと産湯にも入れてもらえず、カピカピの血がこびりついたまま保育器に入れられて朝を迎えた子。

「お腹の中がよっぽど気持ちよかったんやねー」と息をきらしながら看護婦さん。
「次の出産時、『一人目は難産でした』と担当医に一言伝えてください」と裂けた部分を縫いながら淡々と言った当直医。

「あーあ、深夜料金や」と、ぼーっと考えた私。

1999年　5月　19日、午前0時8分の出来事です。




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