オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

エプロンに込めた決意

2010年11月13日 23時13分17秒 | 職場の話
私の職場は特に制服はなく、私服にエプロンを着けています。

図らずもSenkoちゃん、そして新たに加わったパートさん2人が、似たような黒のエプロンでお揃いのように見えました

「わぁ、何か制服みたいちゃう?」
「はやしやも買ったらええねん」
「ほんまやなぁ~」

私は言葉を濁しました



加古川勤務が決まったとき、加古川駅から会社までの移動手段としての自転車購入も、何となく先に先に延ばしました。


というのも、私の心の中にはいつも

「11月末で辞める」

という気持ちがあったからです。



仕事が嫌いな訳ではありません。

通勤は、最初は辛かったものの、慣れたら何とかなるだろうと思っていました。

でも、私にとってこの職場、そしてこの仕事が楽しいのは、Senkoちゃんあってこそのこと。

一時Senkoちゃんが心底参ってしまい「もう辞める」となったとき

Senkoちゃんが辞めるなら私も辞める→二人一緒に同時に辞めることは不可能→Senkoちゃんは会社が簡単に離してはくれないだろう私が先に辞める

という結論に達していたのでした。


それならそうで、もうそろそろ言っておかないと…

ある日の昼休み、私はみどさんに話を切り出しました。

「みどさん、11月末で辞めさせてください」
「そうか。しゃーないな。でも、Senkoはあかんで
「分かってるわ!あたしだけ」
「ほんならあたしはいつなったら辞めさせてくれんの?」
いつの間にか、隣にSenkoちゃんが立っていました
「今年はあかんわ」

やっぱりね…

「頑張れ、棚卸
「はぁ?!あかんで!」

「ほんでも、まぁ長田から毎日ここまで通おうと思ったら、しんどいと思うわ」
「いや、この子はそう苦にはなってないと思うで」
「; ̄ロ ̄)!!」

あれ?Senkoちゃん、同意してくれてたんじゃ…?(笑)

「今辞めたって絶対次見つからんで」
「うん、それは分かってるねんけど…


翌日、Senkoちゃんは、パートさん2人に暴露しました

「はやしやがみどさんに辞めるって言うてんで」
「絶対辞めたらダメです!」


「はやしやは辞めたいん?」
「いや、そういう訳では…」
「そうやんなぁ?仕事楽しいって言っとったもんなぁ?」
「でも、何ぼ楽しくてもあたしはSenkoちゃんがおらんで残るのんは絶対イヤやねん!」
「まぁ…とりあえず、年末まで目標に頑張ってみようや。そっから先は年明けてから考えたらええやん」
「……うん」
「よし、じゃぁみどさんに訂正しとかなな!あの子らもあんなん言うてくれて、ありがたいな」


ほんま、Senkoちゃんには頭が上がりません。

もしかして、「年末まで」という言葉は、私に説得しながら、同時にSenkoちゃん自身に言い聞かせていたのかも知れません



昨日、Senkoちゃんと新長田をブラブラしていた時に見つけました。



月曜日からはこれを着けて、みんなと一緒に頑張りたいと思います




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マダン

2010年11月13日 00時09分19秒 | 娘の話
私が住んでいる町は、大阪の鶴橋、東京の大久保に次ぎ、3番目に在日コリアンが多く住んでいるらしいです。※アッパ君の言うことなのでイマイチ信ぴょう性に欠けるのですが

そのせいか、小学3年生の社会の授業で「身近な国を知ろう」という単元があり、韓国について結構な時間を割いて学んでいます

そして、学んだことをまとめて発表する場として「マダン」という行事を開催するのです。

「マダン」とは、韓国語で「広場」という意味です。

今日はたまたま仕事がお休みだったので、覗きに行ってきました



2年前、息子が3年生だったときは、「韓国の遊び」担当でペンイ(朝鮮こま)を紹介していました。

その時も会社に遅れて行くと連絡して見に行ったのですが、当時の息子の担任の先生は控えめに

「どうぞお母さんもやってください」

と言っただけでした


ところが、今年の娘の担任の先生は、この韓国の学習が始まってから、いろいろなアクションを起こしてくれます

先月のオープンスクールの時にやっていたチヂミ作りの時間では

「Yちゃんは『お母さんの焼いたチヂミはとてもおいしい』と言っていましたよ。どうですか?ゲストティーチャーに興味はないですか?」



あたしにおっしゃってるんですか?韓国人云々以前の問題で、究極の料理ベタなんですけど




数日前、学校から帰ってきた娘が

「オンマ、先生が『チョゴリ貸してください』やって」

韓国人やからって持ってて当然なものでもないんですけどね…

「これでもええかなぁ



娘に持たせたものは、ちゃぁんと飾ってくれてました

     

これは、息子と娘がトルチャンチ(1歳のお誕生日)の時に着たものなんです

     



娘は「韓国の服装」担当で、しっかり発表できてました

試着用のチョゴリを友達に着せてあげていたのですが、どうもうまくいかず、とうとう横から手を出してしまった私

「なるほど!」「わぁ、Yちゃんのお母さん上手!」

オッコルム(チョゴリの前のリボンの部分)をキュッと結ぶと、キリッと気持ちが引き締まります。

大好きな民族衣装。心の奥底にしまいこまれていた感情があふれ出るような感覚がしました。

私が最後にチョゴリを着たのは…もう10年以上も前

     




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