オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

とっつぁんぼーや

2009年07月27日 18時40分23秒 | 息子の話
うちの息子(小4・10歳)



まだ10歳なのに、周囲からは「大人びている」を通り越して「おっさんくさい」と言われる

とは言え、個人懇談では先生に

「よくいる、小学4年生相当のやんちゃくれです」

との評価



では、何が「おっさんくさい」のかと言うと、言葉づかいである。





奥様が、従業員に買ってきてくれたたいやき

「これ、余った分、子どもらに持って帰ったり」

家に持って帰り、子どもたちにあげると、喜んでほおばった。



息子「これ、どないしたん?」

「奥さんがあんたらにって買ってきてくれてん」

息子「へ~、奥さん、なかなかいいとこあるやん


な、何なん、その上から目線





数日後、奥様に言うと大爆笑し、用事ででかけた際に

「息子の言葉、聞かせてな」
との課題付きで、ワッフルをいただいた




「今日はワッフルもらったで~」

家に持って帰ると、ピラニアのようにむさぼる2人。

「メチャうまい!!」


おっ?めずらしく、子どもらしい反応ではないか




「これな、奥さんが、あんたらに特別に買ってくれてんで」

息子「何で?奥様は、俺らのこと好きなん?

「は、ははは。まぁ、そうなんちゃうかなぁ~

息子は、少しいぶかしがりながらも

「ふ~ん。」と頷き、




「まっ、また頼むわ」

と一言




奥様に言うと、腹を抱えて笑っていたが…内心ヒヤヒヤもんである




息子がこんな話し方になったのは、私に原因があるのかも知れない。

息子が生まれたとき、私は軽い育児ノイローゼのような状態になった時期があった。

おむつを替え、おっぱいをやることはできても、
「かわいい」と思うことができなかった。

なので、「マザリーズ」と呼ばれる、赤ちゃんにやさしく語りかける行為を全くもってしなかった。

産後で里帰りしていたが、そろそろ帰らなければ…という頃、心配した母親は、

「ちゃんと、子どもにしゃべりかけたんねんで」

と、何度も私に念を押した。


家に帰り、息子と二人で過ごす時間は、とても静かだった

それでも、さすがに何か語りかけなければっっ

でも、そんな

「○○くぅ~ん、今日も元気でちゅかぁ~?おぉ~、よちよち

なんてこっぱずかしいこと、絶対にできない


そこで、私は、赤ん坊相手に、まるで友達にでも話すかのように、思いっきりタメ語でしゃべっていたのだった。

「ええ天気やなぁ」

「お腹すいたなぁ。ごはん食べよか」

とか言った風に。



おかげで、息子は、立派なとっつぁんぼーやに育ってしまった


まぁ、でも、4年生にもなったら、こんな子、うじゃうじゃいる…よね?