オンマは辛いよ

~グチはゴミ箱へ、思い出は宝箱へ~

初任給

2008年04月25日 22時53分14秒 | オンマの話
 新入社員の皆様は、今日初任給をもらったのかなぁ

 今日は、25日
 俗に言う「ごとお日」だ。
 ラジオでこの「五十日」に道路が渋滞するのは、関西だけだと聞いたことがあるが、実際どうなのだろう。

 病院へ行く道すがら、この渋滞の中、ぼぉ~っと思い出したのは、私が初任給をもらった時のことだ。

 私は、幼い頃から、教師になるのが夢だった。
 日本の公立小学校に通っていた時もそうだったし、5年生から民族学校へ編入してからも変わらなかった
 特に、中学時代の「国語」(民族教育での国語は、つまり朝鮮語のことです)の先生に大きな影響を受け、
 「私も中学の国語教師になるっっ!!」
と、高校3年までそう決めていた。

 ここで、両親の強い反対に会う
 まぁ、理由は、「大学4年は長い」ということだった。
 すったもんだの末、折り合いを付け、2年制の教育学部を卒業し、小学校の教師になった

 どの教師もそうだろうが、私も、初めはたくさんの夢と希望を持って教師になった。
 毎日が楽しくて、一生懸命で、これ以上ない幸せでいっぱいだった。
 今も、あの当時の気持ちは忘れてない。
 世の中で、教師ほどやりがいに満ちた職業はない、と今でも信じて疑わない。

 だから。
 初めてもらったお給料袋の分厚さに、本当にビックリした。
 「こ、こんなにもらっちゃって、いいんですか?」
 だって、ずっと憧れていた教師になれて、毎日好きなことやれて、それでお金もらえるの…?

 尊敬していた先輩と、帰り道そう話したら
 「あはは、私も同じこと思ったよ」
と言われた。
 そして、1年後、楽しいのは変わらなかったが、
 「それは、それ。これは、これ」に変わった

 新入社員の皆様、1ヶ月間お疲れ様。
 初任給、どう使ったのかな。
 私は、確か、ケーキを買って帰りました。
 そして、半分家に入れたかな。
 もちろん、母は、使わずに貯めてくれており、嫁入り準備に使いました