東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

体験授業

2011-06-14 | 経営の気づき
私自身、これまで色々な社員教育を開発してきたが、先日、坊っちゃん劇場の方から面白い話を伺った。それは、今度予定されている、学校の先生たちの教育方法である。なんと、学校の先生たちに、落ちこぼれを体験してもらおうというものだ。優秀な生徒づくりを育成する先生たちは、落ちこぼれの生徒の気持ちが分かっているのかどうか。講座の中で、わざと出来ない問題を与え、落ちこぼれの先生を沢山作ることを狙っている。

これは面白い。先生であれば、落ちこぼれの生徒の気持ちも分からないと、生徒全員を指導することが出来ない。優秀な生徒だけを導くのは、真の教育者とは言えない。レールに乗っかれない人をどのようにしてレールに乗せるかは、その人たちの気持ちを先ず理解すべきだ。

このことを聞いて、私が思いついた社員教育がある。それは、様々な体験授業である。例えば、「自社のサービスをお客の振りをして受けることによって、欠陥サービスを発見し、業務改善を設計する」あるいは「部下をいつも叱り飛ばしいる管理職を集めて、叱られ体験を味わって頂く。そして、教育効果のある叱られ方とはどのような方法かを体感して頂く」といった具合である。人間は、体感しないと、本当に分かったとは言えない。


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