東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

人の値打ち

2013-06-22 | 経営の気づき
仕事のできる社員は、的確な報酬で待遇条件を整えなければならない。しかし、業績がいくら良くても、上の職位にあげるかどうかは別問題だ。上の職位につける管理者は人格者でなければならない。もちろん、人格者でしかも業績が良ければ、理想的な存在だが、業績の良いAさんか、人格者のBさんかと迷う時は、Bさんを選ぶべきだ。

仕事がきれても、部下から尊敬されていない信頼のない人は、後ろをついて来てくれない。実は、先日、人格者であり仕事もできたある方が亡くなった。社葬にて約700人の人が別れを惜しむその姿を見れば、生前の偉大さも想像できる。果たして私の葬儀では、私を惜しむ人がいるのだろうかとふと考えた。人の値打ちは亡くなった時に分かるものかもしれない。