東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

正の言葉

2011-10-26 | 経営の気づき
感情には、正と負がある。正の感情は、陽気で愉快で、周囲の人たちにも何らかのプラス影響を与える。一方、負の感情は、暗く落ち込み、周囲の人に何らかのマイナス影響を与える。この二つの感情を比較したとき、どちらかと言えば、負の要素の方が、影響度が大きいのではなかろうか。

何故かと言えば、負の感情は、「負の感情の連鎖」を引き起こしやすいからだ。それが社会全体に広がると、正の感情を持っている人たちをも蝕んでしまう。前向きに生きて行こうとしている人たちも、社会全体を包み込む重苦しい空気を感じ、何か一歩踏み出せない。まさに、社会全体が委縮する。

そのような「負の感情」は、われわれが一日の大半を過ごしている「会社の職場」にも蔓延する。したがって、誰かが、負の連鎖を断ち切らなければならない。負の感情を断ち切るには、正の感情が有効だ。明るく微笑ましい言葉、前向きで元気になる言葉、涙ぐむほどの感情を揺さぶる言葉、これらの言葉を誰かが発すれば、負の連鎖は断ち切れるかもしれない。