東矢憲二の「気づきの経営」

経営コンサルタントとしての長年の経験を活かして、様々な気づきをご紹介します。
毎日読んでいただくと、心がホンワカ・・・

山が荒れている

2011-08-19 | 失敗の気づき
高速道路を走っていると分からないが、ときに一般道を走ると、山が荒れているのが気になる。例えば、美川の軍艦島付近は、私が若いときキャンプを楽しんだ土地だが、かなり荒れ果てている。一方、少し手前の「道の駅」は、お金をつぎ込んでいる分、手入れが整っているかに見える。

果たして、本来は、どちらにお金をつぎ込むべきか、そして、手入れをすべきか。国を治めるという観点からすれば、当然に「山」である。しかし、現状は、「道の駅は国土交通省」「山は林野庁」という監督省庁の違いから、トータルな視点で論議していない。

縦割り行政の弊害がここにも現れており、残念だ。ただ救いは、やっと国が、山を守ることの意識が芽生え始め、これからは大きな予算配分がなされる見通しだ。遅いながらも、気づきの第一歩は歓迎したい。