壁は何のために ３

（昨日の続き） 　前回までに本ブログで記載した内容を考えて見ますと、アメリカ・メキシコ（墨）国境の壁は、不法移民対策にはあまり役に立ちそうにありません。米国労働市場に内在する問題を解決しなければ、不法移民はやってくるし、失業した米国民の救済も進まないでしょう。しかしトランプ大統領の公約からは、こうした問題への対策は見当たりません。問題解決が不十分であれば米国民の憤懣はおさまらないような気がするの . . . 本文を読む

壁は何のために ２

（昨日の続き） 　それにしてもアメリカ合衆国内に1,100万人もの不法移民がいるとは驚きです。にわかには信じがたいですね。米国の人口は3億1,694万人（2013年　日本の約2.6倍）ですので、人口の約3.5％相当の不法移民がいるということになります。ちなみに日本国内の不法滞在者数（正式には不法残留者というそうです）は、平成２８年１月１日現在で6万2,818人だそうです。もし米国と同じ割合で不法 . . . 本文を読む

壁は何のために

　トランプ大統領の公約である「米国とメキシコの国境の壁」ですが、The huffingtonpostに興味深い論考がありました。英国サセックス大学博士課程で難民・移民学を専攻する橋本直子氏の論考で、「いわゆる「不法移民」の60％は確かに不法に入国した者と推測されているが、40％は合法的に入国した後に超過滞在（いわゆる「オーバーステイ」）した者である。しかも前者の割合は国境管理の強化に伴い最近さらに . . . 本文を読む

東アジアの科学技術イノベーション政策

 まったくの偶然ですが、土曜日の東アジアの科学技術イノベーション政策を扱ったシンポジウム会場のアクア博多という施設にはベトナムの領事館がありました（上の写真です）。 . . . 本文を読む

第５回STI政策シンポジウムを

　昨日第5回STI政策シンポジウムを無事開催させて頂きました（上の写真です）。土曜日の午後にご参加頂いた皆様に御礼申し上げます。 . . . 本文を読む