社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

宣伝戦を政府はまじめに研究すべき

2014-11-21 00:01:21 | 外交と防衛

2014年11月7日、中国漁船が台風を避けるために日本領海内に停泊し、日本の海上保安庁がそれを認めるなど、一連の騒動は広がりを見せている。一連のニュースは中国でも報じられており、中国では、小笠原諸島の美しい風景と、中国漁船から排出される黒煙がおりなす異様な光景に反応を示す声も少なくない。そもそもなぜ中国漁船は小笠原諸島海域の赤サンゴを密漁するのか?なぜ台風が接近しても帰港しないのか?レコードチャイナ編集部は、中国の海洋事情に詳しい中国人ジャーナリストに取材した。
 中国漁船が日本領海で密漁する理由について、中国人ジャーナリストは自身が数年間かけ取材した映像を見せながら語った。
 それによると、福建省などの沿海都市では、石油工業が発展し、関連施設が多く立ち並んでいる。これらの施設により海は汚染されている。一方で、2000年ごろから中国経済は発展し、庶民は高級な海鮮物を好むようになり、関連の海産品が高騰。漁師らが利益を求めた結果、保護すべき小魚まで取るなど近海は乱獲により環境が破壊された。
 そして、漁師は海洋資源を求め他国の領海に侵入し、密漁するようになった。赤サンゴの密漁が増えていることについては、「習近平(シー・ジンピン)政権が政府高官に公費での高級品消費を禁止したことから、海産品は暴落し、閉店に追い込まれるレストランが相次いだ。その上、中国の不動産バブルの崩壊を懸念した投資家らは、宝飾品に目を向けるようなり、結果的に「宝石サンゴ」と呼ばれる赤サンゴの需要が増大し、ここ1年で価格は10倍近く跳ね上がった」と指摘。
 台風が接近しても帰港しない中国漁船について、同ジャーナリストは、「一部の外国メディアは中国政府の陰謀説を報じているが、それはあり得ない。アジア太平洋経済協力会議(APEC)を開催している中国が、わざわざ問題を起こすようなことはしないからだ。中国の福建省などから小笠原諸島に行くだけでも数百万円の費用が掛かる。そのため、中国漁船は手ぶらで帰るととんでもない赤字となってしまう。現在中国漁船は、何らかの方法で損失分を補おうとしている。たとえば、高く売れるウミガメなど、利益が出そうなものを物色しているのだろう」と分析した。
 このほか、中国漁船が海に大量のごみを捨てていることについて、「中国では環境を守る意識が薄い。彼らはごみを海に捨てて当たり前だと考えている。私は福建省や山東省の漁師をたびたび取材しているが、彼らが引きあげた網の中の半分以上が生活ごみで、魚はそのごみに交じっていた。漁師らはそのごみを再び海に捨てるため、環境が改善されることはない」と中国漁業の実情を紹介した。(編集/内山)

 

 中国は国内のガバナティリティが効かないということか?これは中国が国内で対処すべきことであり、日本(外国)に迷惑をかけていることをもっと自覚すべきである。

 面子を重んじる中国と言うのは間違いなのか?自国のガバナティリティが崩壊している、と言っているようなものである。トライバルエリアで苦労しているパキスタンと同じではないか?それも友好国としてやっていける要因の一つなのか?

 国際的に統治能力を笑われても仕方がないと認めたのか?レコチャイの記事であるから信憑性がイマイチであるが。

 ここに集約されてしまうが、中国が面子を捨てるとは考え難い。まして共産党である。そして日本にどうしろと言うのか?

 日本に福建省の不良漁民を始末させ、中国人に危害を加えたと言って一石二鳥を狙っているように思えてならない記事である。

 孫子の国である、これぐらいの事は十分計算している。また韓非子の国でもある不良漁民の漁船数百隻ぐらい生贄にすることも厭わないと思える。日本は国際法に基き声高に中国を非難しその後排除に乗り出すべきである。世界中のTVに領海侵犯と違法漁業を訴えた後排除する、しかし未だ訴えが足らないようだ。世界中のマスコミに中国の無法ぶりを訴え報道させた後、撃沈すべきである。日本は宣伝戦が弱い。ここが現在の弱点である。「お天道様は観ている、慰安婦の捏造もわかってもらえた」は通用しない。その30年にどれだけの日本の国益が損なわれたか。

 もっと日本政府は宣伝戦をまじめに研究すべきでる。左翼の方が研究熱心である故にマスコミに食い込んでいる。

コメント (1)
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