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インプルーブメントとイノベーション。

自動車業界は省エネ・地球環境面での新技術の情報が華やかな反面、EVやHVという進化で、長年苦労して培ったエンジンなどの既存の技術がガラパゴス化しそうで悲観的な一面も見受けられるが、こんな注目すべき技術がある。それは新しいブレーキシステムだ。タングステンカーバイトと称すタングステンとカーボンの混じった材質の処置が施されたディスクとそのために特殊に開発されたパッドにより、これまで主流の鋳鉄ディスクの表面の10倍の堅さ、寿命は30%アップ、制動力はその3倍のコストのカーボンセラミックに迫る水準だそうだ。

こうした本来の性能の向上に加え、すばらしいことにブレーキダストが何と90%も低減するそうだ。

そう、欧州車特有のあの汚れを落とすのに一苦労のダストで真っ黒に汚れたホイ−ルに悩まされなくなる日も近いかもしれない。もちろん普及してからでないとなんともいえないが、特有の高速からも良く効くブレーキと反比例のホイールの汚れのもどかしさから解放されるかも知れない。

ちなみにこの技術はドイツのポルシェ社の開発で新車種からオプションなどで暫時取り入れられる模様だ。

さて話は替わって、ウチのブルーレイディスクレコーダーが半年ほど前からブルーレイディスクに焼けないとかディスクが読めないなど、不具合が多発する事態に陥り、最近ではときどき録画した画面が止まってしまう減少が出始めた。この修理には4万円程要するらしい。

そもそもハードディスクドライブという代物は寿命が意外と短いようで、使用頻度や使用されている部品などでまちまちだが概ね4年くらいから問題が出ることが多いそうだ。テレビに関しても大型化や薄型化が進み、4Kだ8Kだと全然放送すら始まっていないのに家電量販店に行くと4Kという実時がずらっとならび、4Kや8Kで撮影された宣伝用の映像の緻密で美しい画像にウットリしてしまう。もちろん大枚はたいて家に今置いたところで、4Kを生かしてみる放送はまだ始まっていない。どうしても4K画像を見たければウルトラHDレコーダーを買って、1枚7千円ほどするウルトラHDブルーレイのソフトを買ってきて見るしかない。

そこにもってきて最近では有機ELパネルのテレビが脚光をあびている。これはまだまだ高価な上、悲しいことにいまのところ液晶ディスプレイの半分程度、プラズマディズプレイの3分の1程度の寿命しかないという話もある。

性能が良くなっても耐久性やコスト面も向上させる技術でないと片手落ちだ。前述のポルシェ社はこれを達成しているが、テレビに関しては情報が派手なわりに今のところ実態は不満足である。そんなわけで、この近未来に対する不透明さではますます簡単にはテレビ関連支出に財布のヒモが緩まない。

話は替わるが、先日昨年末に入手したiPhoneXがまたまた壊れてわずか3カ月で交換。通算3台目となった。最近はOSの復帰を試みてダメだったらもう修理でなく即交換の世界だ。交換された機器は後ほど分解されて使える部品は再利用し、それらを組み合わせてアウトレット品として販売したり、材料として溶かして再生できるものはそうして使えない部分は捨てるそうだ。

私が交換手続きをしている間、テーブルの向かい側でラップトップのマックの修理で悩む奥さんとアップルの社員と話が耳に入った。

新品に買い換えをしないでHDDだけを交換しても、放熱処理などののパーツの劣化が進むので2年くらいでまた問題が出るかも知れないし、その頃には交換する部品が所定の年月が経過してもう供給されない。HDDの交換には4〜5万円かかる。新品を買うと一番安いモノでも約10万円。奥さんの意向は小学生の子が使うのでいいモノを買うのは躊躇・・・この奥さん、結局、ご主人と相談するとのことで退散。

この場合、奥さんは中古を買うべきである。ヤフオクでも中古ショップでもいけば修理代同等かそれ以下で、まだ使える同じようなモノが買える。まさかアップルの社員がわかっていてもそんなこと言うわけない。私も奥さんの目の前にいて喉まで出かかっていたが言えるわけもない。営業妨害になってしまう。 

自動車も故障すると最近は修理しないで部品交換が主流だ。個々のパーツは単体あるいはユニットで丸ごと交換だし、フェンダー1枚ぶつけたって板金なんかしないので、板金の技術者も減ってくる。部品の修理もしないから修理しやすい設計に改善されにくい。

かつては故障や苦情の詳細を開発部門や製造現場に克明に連絡して、それがその後の製品にフィードバックされてモノが改善・改良されていくというサイクルであり、こうした管理システムの拡充で開発・生産の技術力に磨きを掛けてきたニッポンだが、急速に進んだデジタル化により改良より革新優先の時代になり、それまでわりと根気良い改善が苦手だった勢いに優る韓国や中国に主導権を奪われてしまったような気がしないでもない。隣国に製造業の主導権を奪われたと嘆く前に、もちろん隣国に負けない技術革新につながる創造性の育成も大事だが、こんな視点からの見直し、すなわちモノづくりの原点たる地道な技術力の蓄積の見直しが、日本の製造業の再生の道の原点のような気がする。  

さて壊れかけた我家のブルーレイディスクレコーダーの製造年月を見たら平成13年製だった。

なるほどボーダーラインの4年か・・まいったな。そうだ、中古でしのごうか!

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