いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

『日本人よ ありがとう』

2012年03月27日 10時21分24秒 | 兎に角書きたいの!
1989(平成元年)年、クアラルンプールにて元マレーシア上院議員のラジャー・ダト・ノンチック氏が「日本人よ ありがとう」土生良樹著(日本教育新聞社刊)」の序文に寄せたものである。

 かって 日本人は
 清らかで美しかった
 かって 日本人は
 親切で心豊かだった
 アジアの国の誰にでも
 自分のことのように
 一生懸命つくしてくれた

 何千万人もの 人の中には
 少しは 変な人もいたし
 おこりんぼや 我侭な人も居た
 自分の考えを おしつけて
 いばってばかりいる人だって
 いなかったわけではない

 でもその頃の日本人は
 そんなすこしの いやなことや
 不愉快さを超えて
 おおらかで まじめで
 希望に満ちて 明るかった

 戦後の日本人は、
 自分のことを
 悪者だと思い込まされた
 学校でも ジャーナリズムも

 そうだとしか教えなかった
 まじめに
 自分たちの父祖や先輩は
 悪いことばかりした残忍無常な
 ひどい人たちだったと 思っているようだ
 だからアジアの国に行ったら
 ひたすら ペコペコあやまって
 私達はそんな事は致しませんと
 言えばよいと思っている

 そのくせ 経済力がついてきて
 技術が向上してくると
 自分の国や自分までが
 うわべや 口先では
 済まなかった悪かったと言いながら
 ひとりよがりの
 自分本位の 偉そうな態度をする
 そんな 日本人が 心配だ
 本当に どうなっちまったんだろう
 日本人は そんなはずじゃなかったのに
 本当の日本人を知っている私達は
 今は いつも 歯がゆくて
 悔しい思いをする

 自分のことや
 自分の会社の利益ばかり考えて
 こせこせと
 身勝手な行動ばかりしている
 ヒョロヒョロの日本人は
 之が本当の日本人なのだろうか

 自分たちだけで 集まっては
 自分たちだけで 楽しみや
 贅沢に ふけりながら
 自分がお世話になって住んでいる
 自分の会社が仕事をしている
 その国と 国民のことを
 さげすんだ目で見たり
 馬鹿にしたりする

 こんな 人たちと
 本当に仲良くしてゆけるのだろうか
 どうして どうして日本人は
 こんなになってしまったんだ。

 
 
 

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