外国人の出入国と中国滞在期間中の法律指南

　先日の産経新聞に、北京五輪組織委員会が７月６日表題について５７項目を発表したとあった。興味を引いた項目を挙げてみる。

　⑤未成年者はディスコ、ネットバーなどそぐわない場所に出入りできない。未成年者に色情、暴力性のある出版物や音楽画像製品をはんばいしてはならない。

　⑬各種武器、弾薬、爆発物、偽造貨幣、中国の政治、経済、文化、道徳に有害な印刷物、フイルム、録音、ＣＤのほか、各種毒薬、ヘロインなど麻薬類、有害な動植物、疫病を広げる食品などーは持ち込めない。

　⑭入国の際、持ち込める食品には制限がある。

　⑮持ち込めるペットは１匹。犬と猫のみ。

　⑳滞在先を明確にし公安機関などに届けなくてはならない。外国人が中国人宅に泊まる場合、都市では２４時間以内に、農村は７２時間以内に届けること。

　35 中国での娯楽施設とは、クラブ、ディスコ、カラオケ、バー、ゲームセンターなどである。

　37 娯楽施設では、麻薬類販売または使用、脅迫や教唆、詐欺、賭博、色情行為などをしてはならない。

　46 五輪の入場券は譲渡できるが、北京五輪組織委員会の承認が必要。

　48　体育のたいかいなど群集の集まる場所で△強引に入場する行為△花火や爆竹などを放つ△侮辱性スローガンを展示△審判や選手、関係職員を包囲、攻撃する行為△者を投げる行為ーなどは禁止。

　53 色情的演技、売春、買春、物品などを使った色情映像などの展示、組織的な放映行為、多人数色情行為は禁止。

　56　公共の場で、中国国旗を故意に焼却、汚す、踏むなど侮辱行為は刑事責任を追及する。

　57　外国人記者は、「五輪および準備期間中の外国人記者取材規定」など関係法、規定を順守すべし。

　北京五輪組織委員会は「法律指南」とは別に「五輪会場観戦規則」もあるそうだ。規則では、競技会会場内で横断幕を掲げたり、集団で服を着ること禁じていると言う。
　さて、サッカーなどの応援団はどのように取り扱われるのだろうか。