いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

郁子の花(むべ)咲く

2016年04月19日 09時12分21秒 | おやじ日記
 垣根に這わせた「むべ」が昨年から咲きだし実を3個付けたが成熟せずに落下してしまった。今年も多くの花をつけて実ることを期待したい!「むべ」から次の言葉が

 :とどめあえず むべもとしとはいはれけり しかもつれなくすぐるよはひか (よみ人しらず)古今和歌集

「大意」年月というものは止めておけないものだけれどよくもま年(疾し)などと名付けたものだ。しかも止めておけないどころか疾しと言うとおり、わたしの齢も無情にもどんどん過ぎて行ってしまう。

 :むべなるかな「宜なるかな」…いかにももっともなことであるなあ
        

[郁子」の語源 不老長寿伝説~天智天皇のむべなるかな~
  蒲生野(滋賀県東近江市)に狩りに出かけた天智天皇がこの地で、8人の子供を持つ元気で健康的な老夫婦に出会い天智天皇がこの老夫婦に、「汝ら如何に斯く長寿ぞ」と長寿の秘訣を尋ねたところ、老夫婦は「この地で取れる無病長寿の霊果を 毎年秋に食します」と言いながら、ひとつの果実を差し出しました。それならばと天智天皇は食べてみました。すると「むべなるかな(もっともであるな)」と言葉を発しました。そしてこの時に発した「むべ」という言葉がそのまま果実の名前の 由来となった。
  「延喜式(967年)」31巻には、諸国からの供え物を紹介した「宮内省諸国例貢御贄(れいくみにえ)の段に、近江の国からムベ、フナ、マスなど琵琶湖の魚と一緒に朝廷へ献上されたという記録が残っている。



 
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