いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

10月・神無月・心の健康

2014年10月01日 09時20分11秒 | 心に留めた言葉
 
  人に勝より 自分に勝て(嘉納治五郎 1860~1938)

「解説」明治初期まで諸流派に分かれていた武術としての柔術を「柔道」に創り上げ、「柔道の父」として知られる嘉納治五郎。「柔道とは、技を磨くことだけが目的ではない。形の美しさはもとろんのこと、勝敗にこだわらない精神修養の一つ、『道』としての心を忘れてはいけない」と説きました。
 自分との戦いは、他人と戦うよりもずっと辛く、苦しいものです。しかし、その試練を乗り越えてこそ勝利の喜びがあり、人は成長できるのです。これは柔道だけでなくスポーツ全般に当てはまること。さらに言えば、多くの人が人生における最大のテーマにしていることではないでしょうか。

  僕の前に道はない。僕の後ろに道は出来る(高村光太郎 1883~1956)

「解説」誰かが作った道を歩くのではなく、自ら進む道は自分の力で切り開いていく。高村光太郎は詩集『道程』の冒頭で、このように歌いあげています。意欲があれば自ずと道は開けていく。道なき道を歩いてゆくのが、人生の醍醐味なのでしょう。
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