イベントレポは書かない。。

主に資格試験とその間隙。

実務修習、商標対策について

2019-02-10 11:46:37 | after stories
タスク全部終了。

例によって中身は語れません。

振り返って役に立った書籍を紹介するに留めます。

意匠と打って変わって、商標に関する文献は巷に溢れていますが、願書の書き方などはINPITのパンフレットで十分で、専門書が必要というわけではないきもします。
商標は話題性と変わり、願書の書きやすさやとっきつきやすさから、特許弁理士と商標弁理士とで月収が10万以上違ったりする一方で、登録可能性がなかなか特許よりは不安定だったりして、難しい側面がある印象を受けました。

商標審査官は、国家公務員(一般職)から募集していたり、前提となる専門性の不要具合は、組織体制からもうかがえるところです(特許は総合職から、意匠は独自採用(総合職相当)合格者から。)。
私も商標審査官になるべく官庁訪問をしようかと思いましたが、別の日程と重なり断念した●年前を思い出します。


話を戻します。
実務修習に役立つ唯一1冊選ぶとすれば…ということで、これを。

眞島宏明『改訂版 商標登録制度の解説と意見書27例』(経済産業調査会、2018)3800円

経済産業調査会の書籍は高めですよね…
実務修習の講師でもあります。
ただ、意見書27例以外はほぼ概説書の説明の域を出ず、この本を購入しようとしている方にとっては有益な情報はありません。
その意味で、ページのうち半分以上は役に立ちません(個人の感想です

意見書例は、3条1項各号の識別力に関するものがそれぞれ平均で1つずつ、4条1項11号がメインで10例以上、4条1項7号が3例。
3点観察でそれぞれ2行ずつくらいしか当てはめができない方は、これを読むとよいかと。
書き方についてはかなり参考になりました。

はしがきにもあるように弁理士の実務修習で伝えきれない部分を書いた、とあるとおり、位置づけ的には、実務修習のプラスアルファと考え、自己研鑽用にも使えるかと思います。
最新版なので、去年までの法改正、審査基準(3条1項6号のキャッチフレーズなどに対応)改正にも対応しており、個人的にはトータルで満足しました。


最後に。
実務をやっているかどうかは、研修に対する取り組みやすさに影響するかもしれませんが、
意識が「やっているから大丈夫」と思っているのか、そういう方に限って再起案を求められていた印象です。

謙虚に…というわけではありませんが、全部未経験でもとりあえず、再起案が1つもなく終わったのは、年末年始にじっくり取り組めたからというのもありますが、知らない分、形式面を何度も提出前にチェックしたり、先例となる文献、審決、登録例などを読んだからだと思っています。
抽象的にしか言えないですが、全般的に、かつ、論文試験との関係でいうと、「もっと、当てはめを厚く!」です。

来年以降の方が起案中にこれを読んだら、提出前にもっと厚くかけないか、分析できないか、ファクターを挙げられないか、を考えた方が良いかと思います。
長ければよいわけではない、と言われますが(これはそのとおり)、短く書くことができるのは、きちんと一定の分量かける方が、エッセンスだけを取り出せる、という能力が必要で、能力開発の段階で短く書く努力をする必要まではないと思っています。特にこの研修は時間も短いうえに、課題の量も多いわけではありません(ただし、提出期間はタイト)。
そのため、きちんと一定量書く経験がない場合は厚く書いた方がよいかと思いました。
どう短く書くか、は、提出後に考えれば思考訓練としては十分かと思います。


このシリーズについては、ここで終了。
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