すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

花粉本格化の前でほっと

2020年02月21日 | 雑記帳
 雪の少なさに喜ぶ半面、少し物足りなさも感じている。ただそんな思いに浸る間もなく、例年より圧倒的に早い花粉の訪れだ。ネット上には早々に予報が出ていたし、新聞紙上でも始まった。そしてその通りに今年初めての目の痛み、むず痒さ…どのくらい続くのだろう。雪も花粉も少ないままでと思うのは欲張りか。


 今年度の学校読み聞かせは、昨日で終了。花粉本格化前でよかったあ。最後のネタは『わごむはどれくらいのびるかしら』という大型絵本。次が、輪ゴムつながり(笑)で、ヨシタケシンスケの『わたしのわごむはわたさない』。そして、低学年ならこれは面白そうと思っていた『おそろしいよる』(きむらゆういち)だった。


 『わたしのわごむはわたさない』は小サイズなのでカメラで読み取りTV画面で大きく映す方法をとった。勤めていたときはパソコンを使い、PPTで行うのが常だった。しかし外部から入るとなると、準備に時間を割けないし、苦肉の策としてスライドショーを使った。評価は、知り合いに訊ねたら及第点とのこと。


 上の三冊の他に、念のためもう一つ準備をしていた。『ネコヅメのよる』(町田尚子)という猫好き垂涎の著である。作者の写実的な絵が実に印象的だ。必要最低限の詞も猫の表情や動き、筋全体を際立たせている。まさに「絵本」の一つの典型のようだ。時間があったので読み通おせた。子どもたちの表情がいい。


 まだ館内では機会があるだろうが、出かけての読み聞かせはこれが最後になる。最初だけ反省記録を残したが後は続かなかった。初回「笑い」をテーマに素話・落語紙芝居・昔話を取り上げて高学年に演じたが、「緊張したか、早口になった」と残した。早口は癖だ。この癖は「伝える」ための敵だ。少しは攻略できたかな。