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2013年9月 恒例、秋の岩木山(赤倉コースを行く)

2013-09-27 | 登山、旅行、温泉など
夏の大山、しまなみ海道以来、週末の天気にはあまり恵まれず、台風も来たりしてなかなか岩木山に登るタイミングを逃していましたが、
9月22日、ようやく天気のよい週末がやってきました。
というわけで毎年恒例の秋の岩木山登山です。
今回の同行者は去年から参加の会社の同僚のKさん。
そして今回は登山コースはいつもの百沢コースではなく赤倉コースを登ることにした。

今回のプランは早朝に嶽温泉で待ち合わせして、車を1台そこに駐車させてもらい、もう1台で赤倉コースの登山口から登り、山頂からは嶽温泉に下山。あらかじめ駐車しておいた車で赤倉登山口に停めた車をとりに行く。
といった感じだ。

岩木山登山マップは弘前市のHPに載っています。こちらをどうぞ。

赤倉登山道は嶽温泉のちょうど反対側にあります。嶽温泉から赤倉登山道までは車で約20~30分ほど。

赤倉登山口は大石神社のさらに奥にある赤倉神社のところにある。
赤倉神社の脇に数台車が置けるスペースがあるのでそこに置かせてもらい準備して登り始める。


赤倉神社には赤倉信仰というのがあり、周辺にはたくさんの鳥居や石仏がある。
赤倉登山道は岩木山の登山道の中でもっとも古い登山道だそうだ。
赤倉登山道と赤倉信仰についてはNHKでも紹介しています。こちらをどうぞ。


↓赤倉神社

赤倉神社の左を行きほどなく川を渡るのだが、鉄製の橋は朽ち果てて、すぐ近くのなだらかな部分を簡単な木製の渡しを渡る。

↓朽ち果てた橋


↓朽ち果てた橋の先にある木の渡しをわたる。



このあたりは登山道というよりは山岳信仰の建物の間のいわゆる山道という感じだ。
少し行くとまた鳥居と社があったりする。



そしてまた少し行くと鳥居と社。いったいいくつあるものやら。。。というくらいたくさんある。
それだけ信仰が盛んであったということであろうか。

そして、信者さんか誰かがすんでいるような建物の手前(ほとんど人んちの庭っぽいとこ)を横切って角を曲がると登山道に入る。

↓鳥居の手前の左が登山道


このあたりから石段になっている登山道になっている。
ほどなく1番観音の石仏がある。


石仏は登山道の道々にあり三十三体あるそうです。
しばらく行くとまた観音像がある。



しばらくはブナの林の中を歩く。傾斜もなだらかで空気もうまい。



2時間?(もっと短かっただろうか)くらい行くと伯母石といのがある。大きな石が祭られている。



ここから右に進むのが正規のルート。左のほうにも道があり一見左のほうが道跡もしっかりしているのでこちらが正規ルートのように見えるが
こちらは正規ルートではない。

↓伯母石から左側の道を少し行くと大きな岩が見える。こちらは正規ルートではないそうなので気をつけたほうがよいでしょう。
※要するにこの岩があったら正規ルートではない。


※余談だが、百沢ルートには姥石というのがあって戦前には女性はそこから上には登れないという場所だ。
この伯母石もそういう意味があるのかどうかは調べてみないとわからないが、岩木山の登山コースには必ずこういう大石があるようだ。


伯母石のところから右手の道を進む。ここからゴツゴツとした石や岩が転がっているような道を進む。
木を避けながら石がころがってる道は歩きにくいので少し注意しながら進む。



石、岩 地帯を抜けてまた普通の樹林帯を進む。ちなみに石仏はほぼ定期的に設置してある。


だいぶ高度も上がってきて赤倉沢の崩落も見えてきた。


ほどなく「鬼の土俵」という場所に到着。
そのあたりでだいたい標高1000mちょっとだ。ここは少し平らで広くなっているので休憩するにはちょうどよい。
少し後にに登ってきた方の話によると、この鬼の土俵で山頂までの行程の半分ほどとのこと。


↓鬼の土俵



少し休憩の後、登り始める。樹林帯は背丈が低い樹木が多くなる。
しばらく行くと石仏があり、そこには「ここが大開」とかいてあった。


この赤倉コースは案内板や親切な標識などはほぼない。が、ほとんど迷うようなところはないだろう。
(しいて言えば伯母石の分岐には正規ルートの標識をつけてほしい。)

このあたりからは津軽富士見湖や五所川原方面がよく見える。赤倉沢越しに鯵ヶ沢も見えた。



また少し登ると稜線が近くなり、やっと山頂を望むことができる。んー、まだ遠いなーと思いつつまた登る。


ほどなく稜線にでると眺望は一気に開ける。小さな社と小さな観音像もある場所だが、この場所の名前は不明だ。
ただ広くて眺めがよいので休むにはよいところだ。ちょうど空腹になっていたので我々はここで早めの昼食をとることにした。
標高は1420mほど。
ここからは山頂がちかくみえる。
そしてこの日は天候に恵まれ 津軽半島全体、日本海方面、白神山地、七里長浜、十三湖、果ては北海道と下北半島まで。
とてもよく見える場所だった。
※雲がないので当然、山頂からもよく見えただろう。

↓山頂方面、あと標高で200mほど。


↓この稜線からのパノラマ




昼食をとり、あとは山頂までもう少しだ。
ここからは山頂への斜面のとりつきまでは平らな山道を歩く。
ほどなく聖観音像(地図には正観音と記述されている)と赤倉大権現の石碑の場所へ到着。ここは弘前から見たら右の峰のところあたりだろうか。




あとは山頂への斜面を登るだけである。


が、この山頂への斜面は結構な急登だったりする。
しかも岩と土の複合で道幅も狭く、すれ違いもなかなか大変だ。もう一分張り!というのを数回思いながら
なんとか山頂へ到着!

そして山頂はすごい人だかり。。。座って休む場所も選ばないといけないくらい人が居た。
まあ、9月の週末はずっと天気も悪かったし、この日のように天気のよい3連休は久しぶりだということもあるだろう。
山頂の岩木山神社本宮で参拝をして、端っこのひとが居ないところを探してストーブでお湯を沸かしてお茶を飲んで少し休憩の後に下山しました。

今回のまとめ。
赤倉コースは初めて登りましたが、眺めがよく途中の観音様(石仏)が勇気付けてくれます。
百沢コースより少し距離は長くなります。途中には水場がないので水分はちゃんと持参してゆくこと。
概ね迷うようなところはなく登山者の数も百沢、嶽よりも少なめなのでゆっくりと山道を堪能したい方向けでしょう。
やはり稜線にでてからの眺めは最高なので天気のよい日にこのコースを行くのがよいと思う。


次は、10月は岩手の名峰 岩手山の予定。









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