いっぽいっぽまたいっぽ

今年度44歳。14年前に地元の役所に就職した田舎者が、巨大組織で働きながら、日々思うことを綴る日記です。

復帰が決定。

2013-01-17 17:21:38 | 日記
MRI撮影するも、今回もやはり異常なしとのこと。
フラつきや左耳の自覚症状を主治医に言うも、
「脳外の医師としては、異常があるのを確認できないから
復帰可能と言わざるを得ません」とのことだった。

他にも、
「治るか治らないかは分かりません。」
「これ以上自宅療養を続けても、治るという訳ではありません。」
自覚症状については、「慣れてもらうしかないです。」

概ね、そんな感じでズバズバ告げる診察だった。


実は、その前に、耳鼻科を受診していたが、
聴覚検査では、これも前回の検査とほぼ変化なく、
高い音が聞こえにくいままだった。
「脳挫傷が原因で、内耳の神経がおかしくなっており、
今はその神経が繋がっているのだろう」とのこと。

また、「ずっと処方されてきた薬は、それに効くものなので、
さらに3ヶ月、真面目に飲んでください」とのことであった。
治りが非常に遅いと伝えると、
「死ぬかもしれない怪我だったのに、日常生活が送れる聴力があるのだから
助けられたと思って下さい」と半ば注意のように告げられた。


2人の医師の診察を受けたが、どちらも言い方がキツいと思ってしまった。
「脳挫傷を完治させる治療方法なんてないんだよ。
だから俺に泣きつかないでくれよ。」という心の声が聞こえた気がした。

後遺症が残るかもしれない、という不安を抱えた患者の気持ちを、
仮に医師が理解していたとしても、完治させてあげることができないから、
いろいろ相談されても困るのだろう。

それにしても、その対応か・・・?と疑問が残ってしまうが、
「先生」なら往々にしてそうなのかもな、と失礼ながら諦めるしかない。

逆に、医者がムキになって抗う姿を見せてくれたため、
休んでいても治らないし、治るか治らないかも分からないなら、
働きながら様子を見るしかないな、と割り切れた。

それに、医者の立場に立ってみれば、
一定の回復が見られ、これ以上はどうなるか分からないのだから、
あとは職場がこの患者をどこまで働かせるか考えてあげるしかない、
と思ってしまってもおかしくはない・・・。


このあと、脳外の主治医に復帰可能の診断書を書いてもらい、内勤に提出。
復帰決定の手続きをしてもらっている。
上司から、「体調に合わせた仕事をすればいい」と言ってもらえた。
仕事で返していけばいい、とも言われたが、
無理せず、やれる範囲でやっていくしかない。
それなりに真面目にやっていれば、きっと文句も言われない・・・
と、信じたい。
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イマイチな56日目。

2013-01-16 19:17:45 | 日記
天気は曇り。雨が降りそうな空。

起床してすぐ、フラつきが弱くないように感じた。
気圧の関係か?
いや、気分的・精神的なものかもしれないと思った。
昨日、おとといと、あれこれ考えてしまったのが響いたのかも・・・

午後、内勤の上司から電話がかかる。
明日、診断の結果を早めに電話で知らせて欲しいとのこと。
そして、復帰か療養延長かの診断書が作成されたら、
明日中に提出して欲しいとのこと。

その電話で、「個人的にはまだ復帰できる状態ではないと感じる」と、
思い切って上司に告げてみた。
上司は、「まあ主治医に相談してみるといい」とさらっと言った。
ま、そう言われたら、その通りなのだろうけど。

もしかしたら、私の療養など、そんなに大きなものではないのかもしれない。
そりゃそうだ。通常の業務で毎日忙しくしている。
仕事中に療養中の職員のことを考えるか?と考えたら、
そんな余裕はまずない、と自分でも思う。

考え過ぎか・・・
私のよくないところだ。
まあ、いいところと悪いところは、判別が難しいとは思うけど。

余計なことを考えず、明日は粛々と行動するのみだ。
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雨音が落ち着く。

2013-01-15 23:57:18 | 日記
最近、雨音のBGMで気分が落ち着くことが分かり、
毎日PCで聞くようになった。

時間がたっぷりとあるだけに、
毎日、一人、どうしてもあれこれと考えてしまう私には、
とてもありがたいものである。


早々と復帰したものの、
・久々のデスクワーク
・狭い職場内でのコミュニケーション・・・
・緊急的な対応で体を動かさないといけない・・・
そんなことで、頭痛が再発したり、バランスを崩し転倒し怪我、
なんてことになれば、自分も悔しいし、再び周囲も心配させてしまう。
「なぜもっと休んでおかなかったのか」と注意されてもおかしくない。

「あいつ声だけ聞いてたら大丈夫そうなのに、まだ休みが必要なの?」
と思う人はいないと思いたい。
仮にいたとしても、それが嫌だから復帰するというなら、あまりに稚拙。
しかし、稚拙だと思われるかもしれないが、いちいち悩む私みたいな
タイプもいる。

これが前日ではなく、前々日に考えていてよかったと思う。
余裕があると、より落ち着いて考えられる。
明日は平穏に過ごそう。
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復帰について悩む55日目。

2013-01-15 18:14:57 | 日記
今日は30分ほど近所をぐるっと歩いた。
終盤、頭が疲れるのを実感。休みたくなる。
左右の確認は、未だ遅い。
普通にやろうとすると、脳がグラッと揺れる。
当然、後ろを振り返るのもゆっくり。
人が来ないか、車が来ていないか、
左耳が聞こえにくいので、余計に気配が分からない。
恐る恐る、緊張しながら周囲を確認してしまう。

確かに前より改善はしている。

しかし、まだ十分に働ける自信がない。

2日後の検査で、主治医に相談しよう。
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やや不調な54日目。

2013-01-14 22:45:52 | 日記
おととい、昨日の状態と、ほぼ変わりなし。
ただ、ややしんどさを感じた。
昨夜、寝る前にネットをしすぎたせいか。
とにかく、怪我はなくても、日々体調は少なからず変わる
ものだろうから、今日みたいに多少しんどいのも仕方ない。

だいぶ元気になってきたせいか、
逆にボーッとしづらくなってきた。

ちょっと前までは、強いフラつきのため、
なるべく脳を安静にしたく、外出はおろか、
部屋の中の移動すら少なくしていた。
だから、座ってたり、寝てたりして休んでいることが「仕事」だと、
雑念なく専念することができていた。

しかし、元気になると、「いつまでもダラダラしてていいのか?」
という新たな不安が出てきた。
体はまあまあ動くところまできたのに・・・
これじゃ、性根が腐ってしまうんじゃなかろうか・・・と。

共感を得られるかどうかは自信がない。
考えすぎかなとも思う。
要は、焦らず、無理せず休んでいろ、というのが、
おそらく周囲の多数の意見だろうと思う。

早ければ今週末から仕事復帰。
復帰にあたってのいろいろな思いが、頭の中でうごめく。
余計なこと考えるなと、一蹴されそう。
こういうところ、もう一皮剥きたいものだ。
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53日目。

2013-01-13 23:49:08 | 日記
今日も調子は悪くない。
昨日と同じ。
最近、また少し回復している気はするが、
喜ばない。
完治しなかった場合が怖いから。

それでも、やはりちょっと嬉しい。


元気になると、歩きたくなくなってくるのかな、
それもちょっと寂しいな、とふと思った。
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52日目。

2013-01-12 22:34:52 | 日記
彼女と街に出た。
久々の街。
人や車の多さ。声、音などに耐えられるか不安はあったが、
思った以上に大丈夫だった。
うるさいと思う場面は何度かあったが、
何時間も続く場面ではなかったため、大丈夫だった。
歩くのも、まだ完全ではなく、ややフラつきはあるも、
少し歩いただけで脳が疲れるなんてこともなかった。

一人で街に出るのは不安だが、
彼女が一緒だと、とても心強いし、安心できた。
ケガのことも含めたいろんな話をすることができ、
いい気分転換ができた。


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51日目。

2013-01-11 23:28:26 | 日記
怪我をして、今日で51日目。

特に大きな変わりはないが、

やや、フラつきが改善されたかな、と思う。

単に調子がいい日なのかもしれないが。

左はまだ少し弱い。

左への振り向きが、まだ少しグラッとして辛い。

歩いていたりすると、時々、脳がキュッと引き締められるような感覚もある。

以前よりははるかに良くなってはいるが。

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これから自分に何を求めるか?

2013-01-10 23:11:18 | 日記
今日も治ったのか治っていないのか分からない。

でも、治っているとは思う。

いや、思いたい。

治っていて欲しい。

いつか、完治して欲しい。

願い過ぎもよくないと思っているが。


そうやって、

なかなか治らない怪我と毎日向き合う。

そんなに高尚なものではない。

ただ、時間が十分にあるから、

自分の思考がどうしてもそっちに行ってしまうだけ。



悩むのは仕方ないかもしれないが、落ち込んでしまいたくはない。

怪我で何を失ったのか?何を狂わされたか?

いつしか自問自答するようになった。



そこで思った。

自分は大した人生設計など、描いていなかったということ。

確かに怪我は思考・行動を制限してしまうけど、

描いていないのに、どれだけ不安なのか?

何が不可能になったのか?


こんな怪我をしてしまったのなら、

これを機に、考え直してみてもいいんじゃないかという気になった。

まあ、私の能力では完璧に描けはしないと思うけど、

少しでも何かが描けれたなら、すごく大事なものになる気がする。



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髪を切って、よかった。

2013-01-10 16:48:44 | 日記
髪を2ヶ月切っていないので、ボサボサもいいところ。
しかし、療養中に散髪に行っていいのか・・・
行き帰りの途中で、事故・ケガをした場合は洒落にならない・・・
少々ボサボサの方が、ケガ人ぽくてよいのではないか・・・
というような理由から、退院後も切らずにいた。

しかし、正月には親から、ぼちぼち切れば?との苦言あり。
上記理由を言うと、鼻先で笑われた。
気にしすぎ、ということだろう。

彼女にも、昨日自宅に来た際、同じように笑われた。

ならば、ということで、今日、散髪を決意。
いつもの美容師に切ってもらった。

脳挫傷のことを話すと、
「実は私も昔、頭をケガしたことがあるので、
 ○○さんの言うことがよく分かります。」とのこと。

え?と驚いたと同時に、失礼ながら、少し嬉しかった。
症状を分かる人に、初めて出会ったから。
しかも、なんと自分の担当者。

見た目がスッキリしたし、ケガの話もできたので、
たかがそれだけのことだが、最近こんなことがなかったので、
すごく充実し、気分転換が出来たかな、と思う。

事故もなく、無事帰れた。
脳は少し疲れたが、それでも思ったほどではなかった。

行ってよかった。ほんと。
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久々の彼女

2013-01-09 21:55:31 | 日記
今日、急に彼女が仕事が済んでから来てくれた。

彼女には、特にケガをして以降、何もしてあげられていない。
耳と頭のせいで、話もろくに聞いてあげられないし、
盛り上げることもできにくい。

彼女はストレスが溜まっていてもおかしくないよな、
といつも思う。
彼女は、そんなことないという風に振舞うが、
人間、そんなに完璧ではない。

治る見込みがあれば、「元気になってから」と言ってあげられるが、
元通りになる確証がない。
だから、うかつにそんなことが言えない。

これからずっとドライブも行けないかもしれない。
賑やかなところにも行けないかもしれない。
映画にも、カラオケにも行ってあげられないかもしれない。

そう思うと、元気そうな彼女を前に、どうしても気落ちしてしまう。

ちょっと前までよく彼女に「何もしてあげられなくてごめんね」言っていたが、
彼女から、「いつも謝るね。言わなくていいよ。」と指摘されてしまった。
だからそれ以降は、極力言わないようにした。
今日も言いそうになったが、我慢した。

謝ることで、自分を正当化しようとしてしまうふしもあるなと感じた。
それじゃつまらない。
どうせなら、回復を信じて、元気でいて、
彼女に不安を少しでも抱かせないようにしてあげないといけないと思う。
でも、これまた人間そんなに完璧ではない。
カラ元気な姿も、どうせ彼女に見透かされてしまう。

今日はどう見られただろうか。
まあ、気にしても仕方ないのだが。

自分としては、今日はイマイチな日だった。
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自分の生き方

2013-01-07 16:37:41 | 日記
まさかの脳挫傷。

原因は自分のうっかり。
周りが同情してくれるような原因では決してない。

今さらだが、もっと考えて働いていたら防げていたかもしれない。

おっちょこちょいだなと、改めて思う。
以前から感じることはあった。
気を利かせて、つい余計なことまでやろうとする。そしてミスをする。

今回は、ミスの中でも、一番特徴的と言っていいだろう。

これからも、同じように生きていくのか?働いていくのか?







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目の疲れを減らそう

2013-01-06 17:43:15 | 日記
集中できないからか、余裕がないからか、
もしくは見すぎているからか、
テレビがつまらない。
だから、付けっぱなしでぼーっと見ていたりするが、
結局、目が疲れる。

パソコンも同じ。
ネットしてると、テレビよりも早く目が疲れる。

目が疲れると、脳も疲れるように感じる。
そもそも、入院してしばらくは、まともに目を開けられなかった。
光のまぶしさや、いろんなものが目に入ることなどの情報の多さが、
ダイレクトに頭痛や嘔吐につながっていた。

今はだいぶ回復はしたものの、やはり脳に極力負担をかけない方が
いいように思う。

なので、テレビがつまらないと思う時は見ない。
ネットも、見極めが難しいが、目の疲れを感じたらやめる。
そして、寝る。
それがいいと思う。
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勘違い・・・?

2013-01-05 18:17:10 | 日記
実家でやたらフラフラすると思っていた。
自宅だと、もう少し改善していたような気がしていた。

昨日、自宅に戻り、一晩経って気づいた。
「あ、移動距離が短い・・・」と。

自宅は1ルームだから、
実家の移動距離を比べると、倍ほどは違う。

自宅より歩く。喋る。
それなら、自宅にいた頃より疲れたのも無理はない。

逆に言えば、自宅であまり動かなかったから、
改善したように勘違いしていたのかもしれない。

あくまで推測ではあるが・・・。

しかし、今から2週間後の検査で、
職務復帰可能な診断がなされるのだろうか?
少しでも、今より回復していることを期待したいが、
ただただ、安静にするよりほかないだろう。
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再び単身生活

2013-01-04 20:09:12 | 日記
午後、船・バスに乗り継ぎ、自宅に帰る。
実家と比べると、自宅は誰もいなくて寂しい。
しかし、人のことを気にせずに済むため、
気楽というか、落ち着く。
考えすぎる私には、療養はこれでいいと思う。

ただ、実家で過ごしたこの約1週間も、
落ち着けたかどうかは別として、
意外と意味のあるものであったとも思う。

今の症状や、今後の不安を話したところ、
親は親なりの意見を言ってきた。
考えの相違に、つい苛立ってしまったが、
親は私ではないし、私も親ではなく、
相違があるのも止むを得ないし、
親に当たってしまっている自分が、虚しくも思えた。

家族とのやりとりは、
うまく言えないが、メンタルには結果的にプラスはなったような気がする。

今日から、またしばらく一人暮らし。
時々来てくれるであろう彼女を除いては、基本的に喋る相手はいない。
しかし、喋ると脳が疲れる感覚になるので、
喋らない方が、脳を休めることになるなら、
それもまたよし。

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