三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

「スポーツライター」と「スポーツジャーナリスト」の違い

2006年02月03日 | 2006年
最近「スポーツジャーナリスト」という肩書きを名乗る人が増えています。
増田明美、栗山秀樹・・・“本格派”としては二宮清純という人もいますね。

私が「スポーツジャーナリスト」を名乗った25年前は、この肩書きの人は1人もいませんでした。
産経新聞社をやめてフリーになったとき、一番困ったのが肩書きです。

当時、新聞社や雑誌社に所属しないフリーのモノ書きは、よく「評論家」を名乗っていました。
でも「スポーツ評論家」という肩書きは、現場に足も運ばずに偉そうに物を言うイメージがあります。

いろいろ考えた結果、「スポーツライター」という肩書きにました。
1980年のモスクワオリンピックを前に、ソ連に取材にいった時のことです。
ロシア人の通訳が私のことを「スポーツジャーナリスト」と紹介しました。

「そうか、そういう肩書きがあるんだ」と初めて知りまそた。

そして、私が目指していたのは、単に物事を伝える「ライター」ではなく、
「ジャーナリスト」であることを強く自覚しました。

「ライター」になくて、「ジャーナリスト」にあるもの、
それは「社会性」と「時代性」である--というのが私の考えです。

毎年、同じ時期に開催される大会の取材するとします。
例えば高校野球では、選手の熱闘や様々なエピソードが紙面を飾ります。
ジャーナリストであれば、同じような光景やテーマに直面した時、
まず記事の背景となっている社会や時代というものまで視野に入れます。

1年前と今年の違いがどれほどのものか、読者には全くわからないかも知れませんが、
記者はそれを強く意識して記事を書くべきだと思うのです。

そんな私の目から見ると「ジャーナリストの視点」が全くない「美容ジャーナリスト」や、「家事ジャーナリスト」がいます。
かつての「美容評論家」や「家事評論家」が、今風の呼び名になっただけのように見えます。

冒頭の「スポーツジャーナリスト」は、本当のジャーナリストと呼べる仕事をしているのかどうか。
時間があったら、私の規準で記事をチェックしてみてください。

〔株式会社スポーツ21エンタープライズ〕  
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツプロデューサー
http://www.sports-21.com mitsuya@sports-21.com
Copyright © 2006 Sports 21 Enterprise, All Rights Reserved.









コメント   この記事についてブログを書く
« 冴えない国体グッズ | トップ | ブログ執筆心得 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

2006年」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事