ラダーマンのスポーツ応援団 日記

どさんこ選手にスポット!(北海道のスポーツ情報発信)

やはり最高峰

2008年02月18日 09時54分18秒 | 情報など
昨日、東京秩父宮ラグビー場でラグビートップリーグ・プレイオフ「マイクロソフト杯」の準決勝『三洋電機vs東芝』戦が行われ、私は事務所のテレビで観戦していた。

トップリーグの試合では41-0でトップリーグ3連覇の東芝を圧倒した三洋だったが、この日の試合は一進一退の攻防が繰り広げられ、前半を終えて3-8で東芝リードで折り返した。
前半は三洋がセットプレイ(特にラインアウト)での精度を欠いたため、東芝にリードを許したのが実情だろう。

後半に入ると、今季トップリーグ史上初の全勝を成し遂げた三洋電機が持ち前の攻撃力を発揮し、まもなく逆転。
4連覇を狙う東芝が追い上げる展開。
東芝も今季最高の出来で、今シーズン負け無しの三洋を瀬戸際に追い詰め、後半35分で13-21で三洋が8点のビハインド。

後半37分に三洋がトライで4点を追加し、4点差。
1トライ(=5点)で逆転の状況に。
ただ残り時間は2~3分。

東芝ディフェンスも決勝進出へ向けて、必死の守り。
それを果敢に破ろうとする三洋フィフティーン。
ラストプレイを告げるホーンが鳴った直後、元オールブラックスの三洋SOブラウンが同僚FLオライリーとなだれ込むように左隅にトライし逆転(23-21)。
そのときちょうど40分!
その後、コンバージョンも決まり25-21でノーサイド。

歓喜の声を上げる三洋フィフティーンに対し、がっくりと肩を落とす東芝フィフティーン。
これほどラグビーらしいフィナーレは近年なかった。
ここ数年では見られなかった激戦だったし、トップリーグの名に負けない好試合だったと思う。

歴史的にビッグゲームで敗れる悲劇の役割を担うことが多かった三洋電機。
今季はトップリーグの全勝といい、昨日の逆転勝利といい、今までの呪縛を振り解くべく戦っていて、何か他とは違うパワーを感じる。

来週の日曜、マイクロソフト杯をかけて、秩父宮でサントリーと決勝戦。
三洋はセットプレイの修正ができれば、サントリーと対等以上の試合に持ち込んで、悲願の優勝を勝ち取ることが出来ると思う。

今から次の日曜が楽しみだ!

ps.視聴率が取れないせいなのか、地上波で放送がないのは残念な限り。最高峰の試合くらいは地上波での生放送を願いたい。

虹色仮面