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鬼平犯科帳スペシャル「山吹屋お勝」(ドラマ)

2005年02月09日 | ★ぐっとくる時代劇
鬼の平蔵(中村吉右衛門)が帰ってきた。

4年ぶりの登場とあって、ファンの期待も最高潮に達す!
ブラウン管の前で夕方からそわそわしていた人も多いのでは?

今回は吉田栄作が登場。年も重ね、
すっかり時代劇が似合う顔になっていた。
単細胞だけど一本気な男利八を、血まみれになりながら熱演。

そして床嶋佳子がヒロインおしのを達者に演じていた。
この人の肌、透き通るよう。
きっと開く眼がらんらんと輝いて、迫力あった。
世間の裏街道を歩く、逃げ道がない二人。

最後、牢の中にあがりこんでの鬼平の語りは、
やはり吉右衛門ならではの貫禄、台詞回しで粋であった。
そしてなるほど・・の裁き。

懐かしい顔もそろい、美味しそうな料理シーンもあって、
いいお酒飲んだような2時間。

そして悪者の用心棒の中になんと嶋田久作の顔が~~!!
強そうだったのにあっけなくやられてしまったジャン!
特徴のある風貌がメイクによってより際立って、
ワレガネのような声とともに時代劇でも存在感をみせつけていた。
やっぱり、「また見たくなる役者」ですね。

江戸情緒あふれる画面、ドラマチックな演出と、
時代劇の醍醐味に溢れていた。

またか?と思うほど乗りに乗っている
古田求(忠臣蔵、華岡青洲・・など)が池波正太郎の原作を脚本化。

火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)という役職の名前、
いかめしくて好きだ!

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