邦画ブラボー

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「高倉健」プロフェッショナル インタビュー特集

2012年09月11日 | ★TV番組

最後の大スター高倉健の

俳優としての矜持と

人間としての生き様を浮かびあがらせる内容だった。

大滝秀治の、

たった一言の台詞に感動し

「負けられないねえ」という姿が印象的だった。

俳優が出来ること・・ということをいまだに模索しているようにも見えた。

現場のスタッフへの「一番働いている人たちが一番お金もらってないんだよね」

という言葉も人間性を感じさせてくれた。

 

編集で言葉をブツブツ切ってあるのは不満でしたねえ。

NHKの番組によくあるけど、

ぶつ切りで

バッチリ編集されていて。

 

それと 

健さんのことを

「孤独を感じる・健さんくらいになると、誰も反対意見を言わないようになる」

みたいなことをたけしが言うシーンはちょっと違和感。

大スターの孤独は

プレスリーとかも

「イエスマンの取り巻きばっかりで

あんなに太っちゃった」・・とか、マイケル・ジャクソン等々、

散々言われてきたし

俳優の田村正和がインタビュー番組で

「僕にはもう誰も注意したり演技つけたりしてくれないんだよね」

と自身の口から寂しそうに言っていたし

いまさらおこがましくも言うことでないと思いました。 

たけしもたけしなら

編集もあざとい。

 

糸井重里が

ツィッターで

「たけしは自分と重ねている」ってつぶやいていたけど

それにも違和感。

健さんの孤独と、

女房子供もいて、軍団といわれる弟子やらを引き連れている

たけしの勝手な孤独とはまた全然別個のものである。

 

ただ、「健さんはシロナガスクジラみたい」

っていう表現は面白いと思った。

ただ大海原を泳いでいるだけで美しいという。

 

最後に、健さんの真実の言葉!

「おふくろが法律」

やっぱりか!

と頷かされた!!新藤兼人監督は90過ぎてもお母さんのことを語る時

涙を流しておられた。

 

どんな人でもやっぱりか!!!

母の力は絶対的にすごいですねえ~~一番エライ!