何を今更マン（略）号に徹底検査の茶番

過去約十年間、いやもっと長い間、事実上フリーパスで行き来していた船に対して、ものすごい報道が繰り広げられているようだ。北朝鮮への不正送金や違法輸出が囁かれ、その為の厳重検査なのだろうが、疑惑が持たれたミサイル等の部品はとうの昔に運び出されているし、他にもあの国の船は日本の港にいっぱい入ってきているのだ。それで今更”厳重検査”などと言っても、何を今更の感ありあり。もはや茶番である。またそれに乗せられる人のなんと多いことか。どうせやるなら、なぜ今まで北への荷物が事実上フリーパスだったのか、なぜ厳格なチェックが行われなかったのか、今からでも検証してみたらどうですかね。船の模型作ったり、構造がどうとか高速救命艇がどうとか船オタ呼んでマニアックな話する前に、はたして北への”不正送金”のうちどのくらいの額が、日本の関係者の袖口に入ったのか、少しは考えてみるのも悪くないだろう。
あとなんですか”美女軍団”てのは。紀元前の外交ですか。「北の政治宣伝隊」と批判しつつも、大会内容そっちのけでしっかりトップで扱うオヤジマスコミも茶番だな。ま、日本のマスコミの実権を握っているのは中年のオヂサン達だから、ああいうかの国の濃い演出はオヤジ心にスマッシュヒットだったのだろう。本当にオヤジというのはどうしようもないな。
にしても、北の国籍を持つ人はほぼ自由に往来しているのに、日本には人質同然にあっちに留め置かれたままになっている人々もいるんだから、「国交」って一体なんなんだって気がする。あっちは船荷（つまり高級食材）が欲しくて欲しくてしょうがないんだから、少しはそこにつけ込んでやればいいのにまったくダメだな。