真っ赤なスイフトスポーツと暮らす with Dream50&Bianchi

FIAT PUNTO SPORTING ABARTHより軽自動車3台を経て、真っ赤なSWIFT SPORTに乗り換え

プチ・インプレであーるつー

2015-01-17 02:29:37 | SUBARU R2 i

 ということで、足として格安の中古車で買ったR2ですが、毎日の通勤に何事もなく使用しています。この日は、たまたまお昼から時間が取れたため、いつものコースにてR2のプチ・インプレをします。


 晴れた昼下がり、日差しは明るいのですが、冬場なので太陽光が弱い。白い乗用車というのは、初めての所有ですが、ちょっと雨に降られると雨水の筋ができる。白い車を綺麗に乗るのはなかなか大変。


 元アルファロメオのデザイナー、アンドレアス・ザパティナス氏が監修したという変顔も、だんだんと慣れてくる。R2オーナーでも、この顔はちょっとという人と、この顔でなきゃという2通りのパターンがあるみたい。


 リアは、欧州のクラッシックカーのような、近未来的なような独特なデザイン。同じようなコンセプトの車として、三菱iがある。この車を買う際にも、三菱iかR2どちらかの2択で探した。三菱iは、2006年とR2より少しだけ新しく、少しだけ相場が高いということもあり、じっくり探す余裕がなかったこともあってR2にした。車としてのコンセプトとしては、新開発の専用のエンジンを専用のボディに積むミドシップということもあり、三菱iのほうが斬新だと思う。R2は、デザインは斬新だが、中身はプレオ~ステラの系統なので、新鮮味は薄い。

 
 どこかのサイトで、サイドミラーが耳みたいに見えるというのがあったが、スーパーなどに乗っていくと駐車場で待っている犬っぽい。高さは軽セミトールワゴン車並の1525㎜あって、それほど低い車ではないけど、ボディの前後がラウンドしている卵型の形状のため、実際の大きさより更に小さく感じる。


 ということで、いつものミニミニ峠越えコースへ。坂を上っていくのは、ちょっと苦しい。SC付きのプレオRSだとDレンジのまま行けたが、素のグレードのiだとLレンジも使用しないと苦しいことも。


  プレオでは、キャビンをピラーやフレーム類でかごのように囲み、どの方向から衝突されても キャビンの変形を防ぐ環状力骨構造ボディーを採用していて、それまでのスバルの軽自動車よりボディ剛性向上が図られていたが、R2はさらに従来よりも1.8倍の強度を持っているらしい。プレオでは、ボディ剛性を上げるタワーバーを入れたが、この車ではその必要を感じないほどしっかりしている。さらにプレオに比べて80キロほど軽量化されており、ベースグレードのiで780~800キロ前後。ボディ剛性の高い小型軽量な車体になっているということから、走りに関してはプレオやステラよりこの車の方が有利。ヴィヴィオRX-Rみたいなスーパーチャージャー付きのMT車を発売していれば、もっと別の印象の車になっていたのかも。


 これはベーシックグレードのiなので、足回りがどうのとかいうレベルではないが、車体の重心位置が低いので、プレオ、ステラよりは軽快にカーブを曲がっていける。古いベストモーターリングとか見ると、ヴィヴィオからステラまで、スバルの軽はアンダー方向にセッティングしてあるみたいですが。 


 iに積まれているのは、46馬力しかないEN07型クローバーエンジンだが、パワーはないが意外と回して楽しい。このエンジンの滑らかさ、静かさは、スバルの軽でしか味わえない気持ちよさがある。これはCVT車なので、お買い物車でスポーツ走行をするような車ではないが、 MT車であればベースグレードの車であっても十分乗って楽しいと感じられるかも。


 ワゴン車にありがちな、左右にゆすられ感もなく、すいすいといける。さらに軽量のボディを使用したSCを積んだR1なんかだと、相当速いのだろうと思う。どちらにしてもR2は女性がターゲットの車で、ヴィヴィオのような走りを追求した方向性の車ではないけれど、女性向けであっても他社の女性向け軽自動車のファンシーな感じではなく、スバルらしく硬派な感じはする。


 もう少しボンネットが長くて、プレーンだったらもっと良いかもしれない。ひげを外している例もあったが、そのほうがすっきりとするかも。B型ではフォグ周りの黒いプラスチック部分がなく、顔つきがもっとすっきりとしている。


 写真を加工してみると、なかなか悪くない感じはする。この車にもう少し慣れてきたら、この方向で行くかも。これは、R2、R1ではある意味、定番のモディファイのよう。


 三菱iもそうですが、R2が出た後にダイハツのMAX、ソニカ、スズキのセルボなど、ワゴン型のボディを持たない、デザイン優先型の新しい形を提案する車がいくつか出た。結局、それらはどれも短命で、デザインではなしに、広く使えるもの、大きくて見栄えのするものが主流という流れは変わらなかった。


 R2が出る前の2003年の東京モーターショーにR1eというコンセプトカーがあり、1997年の東京モーターショーでは、スバル エルテンというスバル360をモチーフにしたハイブリットカーも出ていた。素直にあの形で売ってくれればと、当時は思ったものです。プレオのニコットも、この流れの中で登場してきたのでしょう。プレオのRSを買う際には、このニコットも候補に入れて探した。


 高さは軽セミトールワゴン車ぐらいあって、それほど小さい車ではないのですが、前から見るとサイズ以上に小さい車に感じる。高さがあるおかけで、運転席に関してはワゴン車並みのゆとりはある。スバル360がデザイン的に完成されすぎていたのでしょうが、中途半端感があって、なんかいろいろと惜しいデザインという気はする。


 生産効率を考えれば、直線基調の箱型の車のほうが良いと思うが、それでも曲線を多用したがんばったデザインがされています。


 このようなタマゴ型のデザインは、ワンモーションフォルムボディというらしい。空力特性やボデイ剛性上有利に働くため、Fitやデミオなどのコンパクトカーなんかでは、このような形が主流になっているみたい。


 バックランプのデザインなどは、軽自動車だと単に四角で済ませていることが多いが、すごく凝っている。フロントに比べると高級感がある。


 タイヤのフェンダーが張り出していて、なかなか軽自動車では見ないデザイン。フェンダーは元々ひとつの独立した部品としてボディに取り付けられていたものが、ボディに取り込まれていった。このあたりが、欧州のクラッシックカーっぽく感じさせる(想起させる)部分かも。


 ということで、直線基調のバイパス路。


 高速でなければ、このような道でも特にパワー不足で煽られるというほどでもない。ただし追い越し車線側はあまり走れない。


 音の静かな4気筒エンジンと2重のドアシールにより静寂性は保たれているが、速度が上がるとロードノイズが入ってくるようになる。防音材が省かれている軽自動車なので、こんなもんなのでしょうが。


 スーパーチャージャー付きのSなら、高速でもプレオより更に快適に走れると思います。


 デザイン優先の三角サイドミラーは、実は視認性もよい。残念ながらデザイン上、後方視界はあまり良くない。この車を選ぶ人は、後部座席の狭さと、後方視界の悪さは織り込み済みで選んでいるでしょうが。


 この車、ほとんど気付かない極小の三角窓が付いている。フロントガラスが遠く、ダッシュボード面積が広いため、こうなっているのでしょうが。


 スバルサンバーディアスを発見。生産中止になりましたが、長いこと実用車としてスバルの屋台骨を支えて来ましたので、意識して探すとまだ驚くほどたくさん走っている。スバルの軽は、全部直列4気筒のEN07型エンジンでまかなわれているので、プレオもR2もステラも同じメカニズムを使っている。初代サンバーは、スバル360の百瀬晋六氏をチーフエンジニアとして製造された、スバル車の中でもある意味で由緒正しき正統派。このおかげで、エンジンの部品に困ることは当分ないでしょう。


 サンバートラック。JAサンバー(営農サンバー)と呼ばれる由緒正しき軽トラ。RRなのでEN07型エンジンが後ろから覗く。農道のポルシェとか言われてますが、後ろから覗くエンジンを眺めていると妙にマニアックで、そんな気にもなる。青島文化教材のサンバートラックも、WRブルーリミテッドの限定車も出ているという超本格派のマニアックぶり。4輪独立懸架、グレードによってはスーパーチャージャー搭載の軽トラ界のマッドマックス。末永く走り続けて欲しい。ということで、R2のプチ・インプレでした。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (NAカシミヤ)
2015-01-18 12:50:06
R2のEN07のSOHCとDOHCのドライバビリティの差はそんなに大きいものではないのですかね?
DOHCには乗ったことがないので解りませんが、MTで乗ると46psのSOHCの方が気持ちがいいと仰る方も結構おられます。

それにSOHC版はサンバーでの実績もあり相当酷使されても丈夫そうですしね。

グリルのひげは私も前にはずしましたが確かにすっきりとして良い感じです、 ネジ穴があるのでネジ頭隠しの丸いステッカーを貼るとGoodですよ(笑)
返信する
Unknown (spo-abarth)
2015-01-18 16:28:32
ステラに積まれている可変バルブ付きEN07と比べると、高回転まで軽く回る感じがします。トルクなんかは、スーパーチャージャー付きと比べると、そこまで差はないような。

サンバーで鍛えられた丈夫なエンジンですが、タイミングベルトが細いため、そこは要注意だと車屋さんが言っていましたね。ベルトの交換はシビアに早めにやった方が良さそうです。
返信する

コメントを投稿