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リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2018年1月13日 映画・キッズリターン

2018-01-13 22:29:47 | Weblog

 北野武監督が世界のキタノとなったのはいつだったか。彼の初期の作品。演じる俳優たちも初々しいが監督自身もまだ若かった(そうは言っても50歳くらい? )ように感じられる。制作は20数年前になるので時代の変化を感じる。主演のふたり~安藤政信さんと金子賢さん。彼らはその後、どうなったのか。しばらくはテレビや映画で見かけたが最近は名前を聞く機会もない。別の世界で活躍されているのか。話を戻すがこの映画のテーマは何? 何度観てもイマイチ分からない。若いうちは好きな事を取り敢えずしてみる。ダメだったらいくらでもやり直しがきく、とでも言いたいのか。違う? ラストシーンで母校の校庭を自転車でふたり乗りする彼ら。ぐるぐる回りながら「俺たちもう終わっちゃったのかな」「まだ始まっちゃいねーよ」とやり取り。このシーン、粋だね。好きだなー北野監督のこの感性。


2018年1月11日 女優・加藤治子

2018-01-11 21:32:27 | Weblog

 森光子さんや沢村貞子さん(かなり古い! )と似たタイプの女優だった加藤治子さん。向田邦子さんがお気に入りだったのか彼女の作品にはしばしば登場。放送中の古いドラマ・寺内貫太郎一家でも頑固親父・貫太郎を支える素晴らしい女房役を務めている。こどもの頃には全く気が付かなかったがこの母親がいるからこそ、ドラマが成り立っているのだ。その位重要なポジションを占めている。女優なら誰でも出来る、と言う役ではない。彼女だから出来た役ではないか。ハッキリ言って貫太郎役はでぶっちょなら誰でもイイ。ろくにセリフはないし、ちゃぶ台をひっくり返し、息子を放り投げられれば誰がやっても大した違いはない。けど、母親役は適当な人が演じたのではドラマが締まらずつまらないものになっただろう。良妻賢母。普段の加藤治子さんがどんな人だったのかは知る由もないが、ここではピタリと役にはまり見事。こんな母親はなかなかいない。我が身を振り返ると、とんでもなかったなと反省しきりである。


2018年1月10日 カヌー・ライバルへ薬物

2018-01-10 20:51:00 | Weblog

 どれだけオリンピックに出たかったのかは知らないが、スポーツマンとしてあり得ない(人間的にも)行為をしたカヌー選手。ライバルの飲料に増強剤を混入し、ドーピング検査で陽性にさせたと言うのだ。いくら勝ちたかった、代表になりたかったとの思いが強かったと言ってもそれはとんでもない言い訳。ドーピング問題だけではなく、過去には他選手に道具の破損や紛失、現金の盗難などの犯罪行為をした事実もあるそうで。示談が成立しているそうだが、犯罪者には違いない。今回のドーピングは昨年11月に起こしたもので現在は千葉県内の実家で謹慎中。(何故今頃公になったのか? )今後彼がこの競技に復帰する事はまずないが、社会復帰も難しいのが現状ではないか。日本のカヌー競技は長い事、日の目を見る事が出来なかったが前回のリオ・オリンピックで羽根田卓也選手が苦節(?)10数年の後に銅メダルを獲得。日本人選手も頑張っているじゃないかと思わされただけに誠に残念な出来事。


2018年1月8日 成人の日

2018-01-08 20:33:07 | Weblog

 いつからだか忘れたが、成人の日が1月15日ではなくなった。だから今日も何故休みなのだっけなどと呑気な事を思っていた。昼のニュースで成人の日である事を認識させられ、同時に晴れ着を申し込んだ人たちが詐欺にあった話を知った。着付けや着物を頼んだ人たちが当日、申し込んだ事をまるでなかったかのような扱いを受けたのだ。被害者は警察に駆け込んだり、市(横浜市と八王子市)に協力を求めたりしたとニュースは伝えていた。何が起こるか分からない、とはよく言われるがまさかこんな事になるなんて。折角の祝いの日にとんでもない事をする業者もいたものだ。初めから騙すつもりだったのか? 昨日からその業者とは一切連絡が取れない状況だと言う。高齢者が騙される事件が後を絶たないが、どこにでも詐欺まがいの事は転がっているという事か。嫌な世の中。自分は騙されない、などとは思うまい。いつどこでそんな被害に遭うとも限らないと肝に銘じた。


2018年1月7日 吉野源三郎著・君たちはどう生きるか

2018-01-07 22:53:33 | Weblog

 昨年から話題になっている”君たちはどう生きるか”。コミックもかなりの売り上げがあるようだが、原作の文庫本も書店店頭での平積みを目撃。これはかなり売り上げを見越しているもの、と思われた。40年以上前に亡き父から勧められたのを覚えている。読んだはずだが内容は忘れた。年末に帰省した際、父の本棚にあった現作本を母に断って借りて来た。表紙に描かれたネコ❓ と銀杏の木の絵は戦争中に苦労をされた(シベリア抑留者)画家、香月泰男さんによるもの。(だと思われるが一切表示がない)父も私も好きな画家なので不思議な気がした。読むのはこれからだが、亡き父の思いに触れられる気がして心のどこかで楽しんでいる。作者の吉野三郎さんにしてもこの時代に、ここまで読まれるとは思いもよらなかっただろう。きっかけは何? 悪い事ではないがここへ導かれたのは何故なのか、理由を知りたい。