NHK BSプレミアムで”壮絶人生”を送った人の番組で松田優作が取り上げられていた。今更? とも思いつつ番組を見た。亡くなってすでに23年くらい経ったはず。役者としての心構えは他の人から秀でたものを持っていたらしい。だからこそのあの演技だったのでしょうし。こちらがガキだった時代に”太陽にほえろ”のジーパン刑事で登場したのはよーく覚えている。手足が細くて長くてしょっちゅう走っていて。でもちっともカッコイイ感じはしなくてタイプじゃなかった。砕けていい加減な感じのマカロニ刑事の方に魅力があった。(マカロニの死後交代要員で出てきたのがジーパン)だけど巷の女の子たちには人気があったし、同年代より下の年齢層の男の子たちには憧れの兄貴的な存在でファンは多かった。その後はアクションものやコミカルな役(その代表作”探偵物語”が私は好き)もこなして幅広く活躍。皆が知っているようにこれから、って時に死んでしまった。その意味では確かに”壮絶人生”だったか。それにしても優作さんに女性を見る目はあったのか。あれはあれで似合いの夫婦だったの? 余計なお世話でしょうけれど優作さんを彼女が語ると別物になって、おもろない人に思えてしまった。もっとぴったりくる人はいたんじゃないのか。なーんて。
ここでやるの? 総選挙。と昨夜のニュースを聞いて驚いた。野田さんは嘘つきになりたくなくてそうした、なんて陰口もあり。ただ事はそんな単純な話しではない。これからの日本、私たち国民のことを真面目に考え、行動してくれそうな政治家はどこにいるのか。選挙をするのは政治家たちのかじ取り交代を順番にするだけの話し。と思えてならない。このままでは、また間延びしたうらなりのような無能の人が何食わぬ顔で総理の座につく。何とかならんのか。怒り心頭に発したいのは多くのまともな国民の気持ちだと思う。そこには全く気が付かないで解散、解散と叫び意のままに私たちを騙す彼ら。生きているのが嫌になる。
この秋のNHKドラマの中に、バカバカしくおもろいものがある。そのひとつ”恋するハエ女”。綺麗で楚々とした感じのミムラがそこまでやるか? と言いたくなる捨て身の演技。相手役はややオーバーアクションが目にも鼻にもつく筧利夫。荒唐無稽で有りえない設定の馬鹿話。それでも見入ってしまうのは30分足らずの短い時間だからか。全体的にテンションが高く、アッと言う間に場面が変わるスピード感もいい。今後の展開も見えてしまっているようないないような・・・・。数回後には飽きてつまらん、となっているかも知れないがそう感じるまでは楽しませてもらおう。頑張れ、ミムラ!
あれからすでに18年。早いな、と改めて思う。息子たちの通っていた幼稚園の保護者同士として知り合った友だちが急死。その朝早くにPTA仲間から電話がありその死を知った。高齢者の死のように病気や加齢による老いで段々に弱っていき、そろそろですよの前触れも何もない死は聞かされた方には大そう堪える。自分自身も若かったせいもあって”死”に対しての構えがない状態では仕方のないこと。亡くなった彼女には当時小学1年生と3年生の女の子ふたりがいた。その子たちを残して逝くなんて、と残された母親たちはその死を悼んだ。没後10年ほどは命日にお墓参りに行っていた。このところご無沙汰でごめんね。来年こそは別の友を誘ってお参りに行くから~。
野田総理が石破さんに「いったいどうなっているんだ。これからどうしようって言うんだ」との内容で攻め寄られている場面をニュース映像で見た。野田総理にしたらどうしたもこうしたもない、と一言で言い放ちたい心境だったのかも。自民党その他の政党はとにかく解散、解散と騒ぐ。それにのってなのか意図的になのかマスコミ各社も年内に解散して総選挙、との運びのように話しを持って行こうとする傾向にある。だけど民主党の内情ではとてもじゃないが今、解散はしたくない。しかし、正直に言えばそんなの何時やっても結果は同じようなもんじゃない? と思う。それに自民、民主どちらが政権を取っても似たりよったりの政策しかできないのでは? この国にアカルイ未来はあるのか? 何とも言えない状況には違いない。