THE ARCTIC - オーロラの地を旅する

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Inari

2012-09-09 | 北極圏旅行2012秋
朝5時に眼が覚めた。もう外はぼんやり明るいが、空は厚い雲で覆われている。
そのうち風も吹いてきた。今日は移動の日だが、荒れるかもしれない。
雨が降ったり、止んだり、繰り返しているうちに空が明るくなってきた。風はまだあるが晴れの方向に進んでいるようだ。
宿のおばさん曰く、年によって、ひと月晴ればかりだったり、曇りがずっと続いたり、暑かったり寒かったり、一言で9月の天候がどうとは言えないようだ。
今年の9月は、今のところ曇りや雨が多いが、それも明日どうなるかわからないし、地元の人も、どういう気候が来るかなんとも言えないらしい。

11時すぎチェックアウトし、11時45分に来る予定のバスを待つ。また天気が崩れて、雨がパラパラ降っている。風もあるので、バス停でつっ立っているとかなり寒い。
気温は7、8℃くらいか・・・
バスは数分遅れてやってきた。KaamanenからInariまで6.6ユーロ。約30分の乗車だ。

今日の宿、Toivasen Rantamokitのすぐそばのバス停で降り、受付へ向かう。しかし受付は留守で、ドアも閉まっている。張り紙にはすぐ戻ると書いてある。
メールでオーロラ観賞に最適だというNo.1のコテージを予約していたので、探すと湖に面した船着場そばのコテージがそれだった。コテージのドアは開いていて、内側の鍵穴に鍵も刺さってある。中に入ると、暖房も効いている。我々が今日来るので、準備されていたようだ。
宿のオーナーが戻ってきた。一応今日1泊分の予約しかしていなかったが、明日は天気という予報なので、2泊することに決める。明日だったらオーロラ観賞にはNo.1のコテージなら最適だよ、とオーナーのおばさんは言う。今度のコテージは、ロケーションは文句なしだし、周りに外灯もなく、確かにオーロラ観賞向きだ。



しかし、今日のこんな天気じゃ、せっかくのロケーションもまったく生かせない・・・
小雨の降る中、スーパーに買出しに行く。キャンプ場やホテルもいくつもあるが、シーズンは夏なのだろう。どこも今は閑散としているようだ。実際、今のところ今日の宿も、我々だけしか宿泊していない。
夕食を終え、外を眺める。もう真暗だが、雲が厚く星も出ていない。
明日は朝早いし、オーロラ観賞は休止とするか・・・


今日の宿 Toivasen Rantamokit

イナリの町の中心から2km。イナリ湖畔にある。Uruniemi Campの隣。コテージは70ユーロ~
夜は真っ暗になるので、オーロラ、星空観賞向きの宿だ。





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