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※- 英国、銀行資産=6兆6千億円買い取り基金
1月19日、英国政府は新たに追加対策として、損失保証制度の、追加的な金融安定化策を発表した。
銀行の不良債権から生じる将来の損失を肩代わりする保証制度を創設。
” 企業の社債やコマーシャルペーパー(CP)を買い取る総額500億ポンド(約6兆6500億円)の基金や資産担保証券への政府保証も導入する” としている。
景気悪化で金融機関の経営不安が続いていることなどから昨年10月に続く対策に増資して対応する。
欧州諸国でも追加の金融対策が相次ぐと予想されている。
保証制度は政府が銀行から保証料を受け取り、銀行が保有する不良債権から将来生じる損失が一定基準を超えた場合、損失の一定割合を肩代わりするものである。
景気悪化で金融機関の不良債権がさらに拡大、新規融資に慎重な姿勢が目立っている事で将来の損失拡大リスクを軽減し新規融資を増やす目的でもある。
ブラウン英首相は記者会見で「銀行への白紙小切手(無限保証)ではない」と述べる
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2009年 1月20日 ”風の道草”
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