スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

サンタアニタパーク友好交流記念サンタアニタトロフィー&第一部定理三六の補足

2011-08-04 18:42:53 | 地方競馬
 地方競馬で行われるレースとしては史上初,アメリカから1頭の遠征馬を交えて行われた昨夜の第32回サンタアニタトロフィー
 内の2頭が先手を主張。枠順の差もありフサイチピージェイの逃げとなり,マグニフィカが2番手。大外から押していったツクシヒメが3番手。キングバンブーとケイアイライジンがその後ろを追走し,カキツバタロイヤルとマズルブラストはこれを見る位置でレースを進めました。最初の800mは49秒3でミドルペース。
 キングバンブーは3コーナー手前あたりから後退。後ろの馬はうまく捌いてそれ以外の馬順はあまり変わらずに直線に。ずっとインを回っていたこともあり,最内に進路を選択したのがカキツバタロイヤルで,わずかな隙間をすっと抜けてくるとあとは後ろを引き離し,3馬身半の差をつけての圧勝。先行勢の外を回ったマズルブラストは離されはしたものの2着は難なく確保。3着は最後尾から大外を追い上げたボンネビルレコードが内を差してきたラインジュエルを抑えました。
 優勝したカキツバタロイヤルは昨年のこのレース以来の南関東重賞2勝目。ここでは能力上位と考えていた1頭で,休養明けで能力を十全に発揮できなかったと思われる馬もいましたし,ロスなく内を回った好騎乗もあったでしょうが,予想以上の差をつけての快勝となりました。メンバー次第では重賞勝ちも狙える馬ではないかと思います。父は重賞2勝のロイヤルタッチ。最も近い一族の日本での活躍馬は1996年のJRA賞最優秀ダート馬のホクトベガ
 騎乗した船橋の石崎駿騎手は昨年のハイセイコー記念以来の南関東重賞制覇でサンタアニタトロフィーは初勝利。管理している船橋の函館一昭調教師は連覇となるサンタアニタトロフィー2勝目です。

 第一部定理三六に関しては,少し補足しておきたいことがあります。
 僕はこの定理によって,個物にとって能動ということが現実的に発生することが明らかになると考えます。しかしこれは,同時に受動ということが現実的に発生することにはならないという意味を有しているとは限定しません。いい換えれば,どんなものの本性からも何らかの結果が生じるといわれるとき,その結果に対して本性が十全な原因であると考えなければならないということを意図しようとしているのではありません。つまり,結果に対して本性が部分的原因である場合が,この定理において排除されているということを主張しているのではないのです。ではなぜ僕がここで,この定理を単に能動の発生の場合の証明のみに用い,受動の発生の場合には適用しないのかといえば,それは今回の考察について万全を期すためです。
 スピノザは第一部定理三六の証明には第一部定理一六を援用しています。第一部定理一六というのは,あらゆる事物に対して神は原因であるということを示しているわけですが,この場合には神は十全な原因なのであって,部分的原因ではあり得ません。いい換えれば,神は常に能動的な存在なのであって,受動的な存在ではありません。これはそれ自体で明らかであるといっていいでしょう。よって,個物が神の本性を一定の仕方で表現するというとき,それが能動的なものとして表現するということは,間違いなくこの中に含まれていると考えることができます。すなわち,スピノザが第一部定理三六を証明するそのやり方のうちに,個物が能動的である場合があるということは含まれているといえると思うのです。
 これに対して,個物が部分的原因として何らかの結果を生じるとき,それは神の本性を一定の仕方で表現してはいないのかと問われるなら,僕は表現されていると解釈する余地は大いにあると答えます。つまり個物の受動ということが,第一部定理三六のうちに含まれていると,必ずしも解釈できないわけではないと思います。しかし一方で,そのようには解釈することはできないという考え方もあり得ると思いますから,ここではそのような意味ではこの定理を用いないということです。
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