スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

金盃&責任論

2007-02-21 21:37:44 | 地方競馬
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 金盃。ここはどうしても逃げたいというタイプの馬が不在で、メイプルエイトかマズルブラストの先行と予想していましたが、意外にもチョウサンタイガーの逃げとなりました。前半の1000メートルが62秒8。ミドルペースではありますが、そういう馬が逃げたわりには早めだったとは思います。人気を分けたパーソナルラッシュとボンネビルレコードはほぼ中団の同じような位置からのレース。ところがパーソナルラッシュは向正面から3コーナーに入ろうかという段階では早々と手応えをなくしてしまい、馬群から置かれ気味になってしまいました。直線に入るまであまり動きのないレース。直線の入口では5・6番手まで上がっていたボンネビルレコードが、馬場の中央から抜け出し、最後はさらに後ろにいたコアレスハンターにやや差を詰められたという感はありますが、優勝しました。8月のサンタアニタトロフィー以来の勝利。主戦の的場文男騎手が馬に蹴られて重傷を負ったため、今日は内田博幸騎手に乗り換わっていましたが、何も問題ありませんでした。パーソナルラッシュを除けば実力上位は明らかで、順当な勝利といえそうです。コアレスハンターは、かつては東京大賞典GⅠで2着したほどの馬で、このレースも過去に2勝していますが、10歳にしてこの末脚は立派といえるでしょう。パーソナルラッシュの敗因(8着)はよく分かりません。ただ、このように訳の分からない大敗を喫することが多いタイプの馬ではあります。
 明日はレディースオープントーナメント決勝三番勝負第三局。もちろん勝った方が優勝ということになります。

 ずっと気にはなっていたものの、ずっと放置したままになっていたコメントがあります。このひろきさんのご質問ですが、僕はなぜ人間には自由意志はないのか、また、自由意志がないということは責任をとらなくてもよいということになるのではないかという、二段構えのものであると理解しましたので、お答えしたような解答となったわけです。実際にはひろきさんは、責任うんぬんについて質問したかったわけではなく、なぜ僕が人間には自由意志がないと考えるのかということについて疑問を抱かれだけのようではありますが、しかし、人間に自由意志がないと考えることが、人間が自分自身のなした行為に対しての責任を放棄するということに直結するのではないかということは、確かに看過することができないような問題なのではないかと思います。そこで今日からは、この責任論というのを巡って考察をしていきたいと思います。もちろんこれはこのブログの主旨から照らし合わせて、スピノザの哲学、なかんずくエチカにおいて人間の責任という概念はあり得るのか、また、あり得るとすればそれはどのようなものであるのかということを考えていくわけですが、僕自身に関していえば、責任という概念については、スピノザの哲学だけでなく、ニーチェやフーコーからも何らかの影響を受けているということだけ、最初にいっておきます。

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