スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ドストエフスキー 黒い言葉&費用

2023-08-11 19:30:11 | 歌・小説
 2日に亀山郁夫の『ドストエフスキー 黒い言葉』という本を読み終えました。
                                        
 この本は,ドストエフスキーに関する文学評論という意味合いよりは,亀山のエッセーあるいは社会評論という意味合いの方が強いです。以前に『ドストエフスキーとの59の旅』という本の書評の中で,この本はドストエフスキーの文学についてよりも,亀山郁夫という人間の人間性の方がよく理解できるという主旨のことをいいましたが,この『ドストエフスキー 黒い言葉』もそちらよりの本であるといっておきます。亀山が日常的にどのようなことを考えていて,その考えをどのような仕方でドストエフスキーの小説と結びつけているのかというようなことがよく理解できるものであって,その亀山自身の思想との関連を抜きにして,ドストエフスキーの文学を理解するというためにはあまり役立たないと思われます。したがって,純粋にドストエフスキーの文学にのみ関心や興味があるという方に対しては,僕はこの本を勧めることはしません。
 亀山は雑誌「すばる」の2019年10月号から2020年の12月号まで,計14回にわたって連載をしました。その連載がまとめられたものがこの書籍です。この間に生じた大きな現象が,新型コロナウイルスの流行と,それに伴う自粛生活です。亀山はこうした現代的な大きな出来事に対して強い関心をもつタイプであって,それをドストエフスキーとも関連付けようとします。それがいかにしてドストエフスキーと関連づけられるのかということは,人それぞれのやり方があるのであって,亀山のやり方は亀山に特有のやり方であるといえるでしょう。ですからそれが正しいとか正しくないとかいうことはできないと僕は考えます。
 ドストエフスキーのことばを黒いと形容することには意味があるのですが,それは強く意識する必要はありません。単にドストエフスキーのことば,であっても内容の説明を欠くということはないと思います。ただ黒はそれとは別にドストエフスキーの小説にとって意味をもちますので,それについては別に説明します。

 下水管の高低差を調整するとなれば,枡の蓋を開けるだけではいけません。地面を掘り返して,下水管自体を露出させて,その上で高低差を調節する必要があります。そしてもしも下水管自体があまりに老朽化しているのであれば,それも交換する必要が出てきます。一番東の枡からその隣の枡までの間ですから,それほど距離があるわけではなく,1日でできる工事であると業者の方からは説明を受けました。ただ,更地に近い状態になっていたとはいえ,隣家の新築工事はもう開始していたのであって,家の路盤となる部分は完成していたのです。なので,僕の家の下水管の工事が,隣家の新築工事に影響を与えることは必至といえる状況で,この点はその業者の方も心配していました。なのでもしも工事をした場合の見積もりは出してもらったのですが,実際の調整の工事をすることはできませんでした。現在は隣家も完成していて,以前よりも隣家との間がやや広くなっていますから,たぶん工事をすることができるだろうと思うのですが,排水の方には何の問題も生じていないので,迷惑は掛かるであろう工事をわざわざするのもどうなのかと迷っているところです。
 料金ですが,この日の高圧洗浄と枡の清掃の作業は,80300円でした。僕は生活資金はまとめて引き落とすようにしています。それが枯渇したらまた引き落とすというやり方です。このときは引き落としを済ませたばかりだったので,その現金が家にありました。よってこの日のうちに現金で支払っています。夜の7時半ですから,家に現金がなければこの日のうちに支払うのは難しかったのですが,その場合は振り込みも可能でした。ですから家に当座の現金がなくても,高圧洗浄や清掃の依頼を業者にすることは問題がない筈です。一方,もしも高低差の調整をした場合の見積もりは,235400円となっています。ただしこれは,下水管を交換する費用は含まれていないので,それが必要になればさらに値が上がるでしょう。一方,この中にはコンクリート枡の解体と撤去という費用が見積もられていますので,高低差の調整をする場合は,ふたつの枡を新しくすることになるものと思われます。

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