スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

女流王位戦&検査と結果

2018-06-13 19:36:38 | 将棋
 徳島市で指された第29期女流王位戦五番勝負第四局。
 渡部愛女流二段の先手で里見香奈女流王位のごきげん中飛車から①-Aに進みました。先手が中央に銀を2枚とも進出させる作戦から激戦に。
                                     
 先手が7二の銀を8二にいたと金で取り,それを後手が6一の金で取り返した局面。ここで先手は☗6三歩と王手をし,後手は☖同王と取りました。
 ここで先手は残り5分のうち3分を使って☗3三桂と打っていますが,これは何か誤算があったからだと推測します。たぶんほかの手を考えていて,しかしそれだと負けだとみての予定変更ではなかったでしょうか。あるいはすぐに☗5五桂と打っていく手を中心に考えていたのかもしれません。
 ここで☗5五桂を避けるためには☖6六銀と打つ手があって,たぶんそうすべきだったのだろうと思います。しかし後手は☖3三同金と取りました。おそらく敗着であったものと思われます。
 先手は待望の☗5五桂。これには☖5二王と逃げるほかありませんが☗2一飛☖3一金☗同飛成☖同角☗3三歩成とされて先手の攻めを振りほどくことができなくなりました。
                                     
 第2図以下,後手はずいぶんと粘りましたが大勢には影響せず,先手の勝ちで終っています。
 渡部二段が3勝1敗で女流王位を奪取。タイトル戦初出場での獲得となりました。

 母が行った検査は血液検査と造影剤を使った胸部と腹部のCTの撮影,また,吐き気があって高熱が出ていましたから,吐き気止めと熱冷ましの薬の服用もあったとのことでした。
 すべての検査が終って,というのは当座の結果も出てからという意味ですが,僕は母を担当した医師に呼ばれ,介護室に入りました。そこでその医師に言われたのは,吐き気と高熱については何が原因でそうなったか不明であるということで,しかし対症療法によってこの症状は改善したということでした。事実,母はベッドに横たわっていましたが,数時間前とは様子が一変していて,その様子だけを見ている限りでは病人という雰囲気ではなくなっていました。そしてもうひとつ言われたのが,CTによる検査で肝臓に黒い影があり,これは正常な状態ではないので,消化器内科でさらに詳しい検査を要するということでした。医師はそのように言っただけですが,それは肝臓に癌があるという意味であると僕は解しましたし,まして大腸癌を患っていると推測していた母はなおさらのことであったでしょう。父の死因は横行結腸癌ではありましたが,死に至った主要因はむしろ肝臓への転移にあったからです。
 これも最近になってから知ったのですが,このとき母は,僕が病室に呼ばれる前にCTの画像を見せてもらっていました。その時点でその影は非常に大きくなっていたので,完治させることは難しそうだと思ったそうです。
 癌の有無はともかく,救急搬送される原因となった悪寒や高熱はすっかり回復していましたので,母はそのまま家に帰る気が満々でしたし,医師の方も帰って構わないということでしたので,タクシーで家に戻りました。帰宅したのは午後10時半くらいでした。妹はすでに布団の中で,Kさんがそばにいてくれました。僕たちが帰り,母と少し話をしてからKさんは帰宅しました。この話というのは今後のことについての打ち合わせも含まれていました。このブログは午後7時前後に投稿されることが多く,遅くても午後9時までには投稿されるのが最近の慣例になっていますが,昨年の8月23日が遅い時刻になったのはこうした理由があったからです。

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