次回北海道を訪ねる機会があれば、ぜひ余市にあるアイヌの残した線刻画があるフゴッペ洞窟を訪ねてみたい。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2017年11月14日 - 07:47
footprint.life.coocan.jp/Hokkaido3.html
シンゴジラを観ながら旧ゴジラについての有名な解釈を思い出していた。東京をガンガン破壊するシーンをなぜ当時の人びとが喜々として観ていたのか。こんな繁栄は偽物であり、何か間違っているという気持ちを人びとは抱いていたのでありそれをゴジラが実現してみせたのだという。衝撃を受けた解釈だった
— KoichiroKOKUBUN國分功一郎 (@lethal_notion) 2017年11月13日 - 21:50
今度ドナルド・キーンさんとお話する機会があるのだけれど、私がキーンさんのことを凄いと思ったのは、戦後の日本人は怪獣というミュータントを産むことで、被曝という心理的状況を表現し、その表現を通じて傷を癒した、という怪獣型文化について書いているのを読んだ時。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2017年11月14日 - 08:42
このドナルド・キーンさんの怪獣型文化に関する文章は、確か私が20歳の頃、イリノイ大学留学中に英語書籍で読んだものだと記憶しているのだけれど、どなたか具体的にご存知の方はいますか?確か3つくらいの類型のうち一つが、日本文化すなわち怪獣型文化だったはず。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2017年11月14日 - 08:43
ゴジラの挿入歌である「モスラの歌」はインドネシア語で歌われているけれど、その発想に素晴らしいセンスを感じる。これを書いた人たちの中に仏文の研究者がいたと読んだことがあるけれど、だからこそゴジラには近代に対する強い懐疑が含まれているのだろう。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2017年11月14日 - 08:48
モスラよ モスラ
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2017年11月14日 - 08:50
あなたの命の魔力で
身分卑しき、貴方の下僕は呪文を唱えて祈ります
どうか起ち上がって
貴方の魔力を見せてください
モスラよ モスラ
光輝くあなたの生命で
平和をもたらす守り神となり
われらを守りたまえ
平和は… twitter.com/i/web/status/9…
東宝映画「モスラ」の主題歌「モスラの歌」は、インドネシアに浮かぶ架空の島、インファント島の石碑にかかれていた呪文を歌にしたものだけれど、なんかこういった神話的要素って、そう書かれただけでイメージが浮かぶのが素敵だ。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2017年11月14日 - 08:53
「モスラの歌」の作曲者である古関裕而は、アイヌをテーマにした「イヨマンテの夜の作曲者でもあるけれど、古関氏が憧れたのがムソルグスキーだと知って腑に落ちた。きっと古関氏はこれらの作曲を通じて、バーバ・ヤーガの日本版を作りたかったのだろう。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2017年11月14日 - 08:59
空海は、白黒二匹の犬に連れられて高野山を見つけたことになっているけれど、これはエピメニデスがアテネの疫病を食い止めるべく、黒い羊と白い羊を好きな方向へ走らせ、それぞれの羊が横になる所で、その土地に関係のある神々に犠牲を捧げたという話と似ている。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2017年11月14日 - 10:19
私はエピメニデスの話に道教を感じたけれど、空海を導いた白黒二匹の犬は陰陽五行説で金と水を象徴するから、これは金=水銀と水=水脈の象徴だろう。空海が入唐した時代、中国の唐の国教は道教だったから、空海の学んだ真言密教には、道教の影響がかなり入っているのだろう。
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2017年11月14日 - 10:20
蛇の目傘を指揮刀のやうに振って鳥達に命じたら、白い鳥と黒い鳥の群がそれぞれに分れて静まったという岡潔の話があるけれど、これはボームの言う量子力学における内在秩序と外在秩序と関係しており、それを原始的に説いたのが道教だったのではないか?
— Shinya Watanabe 渡辺真也 (@curatorshinya) 2017年11月14日 - 10:22