Eur-Asia

西洋と東洋の融合をテーマとした美術展「ユーラシア(Eur-Asia)」の開催を夢見る、キュレーター渡辺真也によるブログ。

6月6日(水)のつぶやき

2012-06-07 01:25:55 | Weblog
15:55 RT from web  [ 7 RT ]
先日MoMAの常設でトレスのキャンディーの作品が展示されていて、オーディエンスが喜んでキャンディーを拾っていたんだけれども、その様子を思い出しながら、あれを体験型アートとか参加型アートのひとつだと思われたら、ちょっとどころかかなり違うと思っていたのだった。
齋木克裕 Katsuhiro Saikiさんのツイート

15:55 RT from web  [ 3 RT ]
トレスのいくつかの作品は、美術館で展示されるよりも作品が実際に販売される場であるコマーシャル・ギャラリーに置かれるほうが、そのラディカルさがより露になるように思う。
齋木克裕 Katsuhiro Saikiさんのツイート

15:55 RT from web  [ 4 RT ]
日本でのトレスの受容は、ミニマル・アート×パーソナルな物語、あるいはミニマル・アート×政治性といった軸で見るか、あるいは鑑賞形態の変容といった軸で見るかといったところだろうか。前者は作者-作品のつながりを、後者は作品-観賞者のつながりを強調する。
齋木克裕 Katsuhiro Saikiさんのツイート

15:55 RT from web  [ 5 RT ]
無論このような見方も間違ってはいない。しかしトレスの作品が立てた根源的な問いを読み解くのに必要なのは、生産者、所有者、消費者といった経済学的な軸ではないかと思う。
齋木克裕 Katsuhiro Saikiさんのツイート

15:55 RT from web  [ 5 RT ]
作品の生産者であるアーティストは作品を生産するが、減ったキャンディを再生産するのは所有者である美術館である。作品の消費者である観賞者は、キャンディを口に入れて文字通り消費するのであるが、その行為によって作品の生産(コンセプトの遂行)に加担している。
齋木克裕 Katsuhiro Saikiさんのツイート

15:55 RT from web  [ 5 RT ]
彼が作品で問うているのは、資本主義経済のなかで自明と思われている生産、所有、消費といった区分けである。彼の作品は、それらの活動に複数性をもたせるための装置なのである。
齋木克裕 Katsuhiro Saikiさんのツイート

15:55 RT from web  [ 3 RT ]
調べたわけではないので確かではないが、彼のこのような根源的な問いを立てることができたのは、彼がキューバ生まれ、つまり社会主義国家生まれで、その後資本主義大国のアメリカに移住したということと関係があるのではないかと思う。
齋木克裕 Katsuhiro Saikiさんのツイート

15:55 RT from web  [ 12 RT ]
体験型アートとか参加型アートって、結局何も言っていないに等しい気がする。アートってそもそも体験するものだし、参加するものなんだから、わざわざ強調する必要がない。強調しなければならないとしたら、それらの作品の面白みがそれしかないということ。「ほら参加できて楽しいでしょ」みたいに。
齋木克裕 Katsuhiro Saikiさんのツイート

15:55 RT from web  [ 4 RT ]
それに体験型アートも参加型アートも、オーディエンスを大分見くびっているように思う。アミューズメントパーク的な面白さを与えておけば観客は喜ぶだろう的な傲慢さを感じる。
齋木克裕 Katsuhiro Saikiさんのツイート

16:00 RT from web  [ 1 RT ]
先の大戦の起因となってしまったブロック経済への反省からうまれた自由貿易への強い決意。しかし、すでに先の大戦と同じように通貨安競争が行われている事実を看過できない/保護主義抑止へ決意=貿易障壁を自制―APEC貿易相会合 - Y!ニュース headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120605-…
岩本唯史さんのツイート

16:03 from web (Re: @TTAKE_NL
@TTAKE_NL トレスは最高のアーティストだと思います。

16:08 from web
マグダラのマリアの視点から眺めた場合、磔刑されたイエス・キリストの復活は、二人にとって最高のラブ・ストーリーのクライマックスを飾るものだったのではないか。グリューネヴァルトの「イーゼンハイム祭壇画」を見ながら、そんなことを考えた。salvastyle.com/menu_renaissan…

16:17 from web
ジグマー・ポルケの三連作「Apparizione」の右側にグリューネヴァルトによる「キリストの復活」を、中央青色の作品にカール・フリードリヒ・シンケルによる魔笛の舞台「夜の女王」とアブラハムとイサクの物語を、左端にエジプト錬金術を感じた。kunstmarkt.com/pagesmag/kunst…

16:18 from web (Re: @kktnk
@kktnk どちらも、かな。

16:19 RT from web  [ 6 RT ]
私の心を打つアート作品に共通して感じることは、アーティスト自身の生い立ちや育った環境から、今の立ち位置を冷静に見極め、そこから現在に至るまでにたどった思考や経験を生かしたヴィジョンを構築し他者と共有していること。これらのプロセスから、誰にも真似のできないオリジナリティが生まれる。
TOMOKO TAKE / タケトモコさんのツイート

16:27 from web (Re: @kktnk
@kktnk 確かにイベントが多かったですが、展示は基本的にメイン会場のKunst Werkeだけ見れば良いと思います。ビデオやインスタレーション作品がほとんどですが、作品点数は合計20点ほどの小規模なものなので、たぶん2-3時間もあれば全部見れるはずです。

16:33 from web (Re: @kktnk
@kktnk ビエンナーレのみなら、一泊でも可能です。もし可能なら、2,3泊して街を見てみると楽しいと思います。もしいらっしゃる様でしたら、ぜひご連絡下さい。ちなみに昨日は奥村さんがベルリンに来ており、晩ご飯をご一緒させて頂きました。

by curatorshinya on Twitter