Eur-Asia

西洋と東洋の融合をテーマとした美術展「ユーラシア(Eur-Asia)」の開催を夢見る、キュレーター渡辺真也によるブログ。

1月10日(月)のつぶやき

2011-01-11 01:16:09 | Weblog
00:19 from web (Re: @jackyie
「茶道」になってしまうと、もうお稽古事なのかもしれませんね。 @jackyie 日本文化として、茶の湯は自分から遠い。また茶道がお稽古事と見なしている自分もいます。
00:21 from web (Re: @iwamotts
ウィーンのゼツェッションにあるクリムトのベートーベン・フリーズは大傑作ですね。私は個人的に、堀口捨己らの日本分離派をゼツェッションにて紹介できたら、と希望しています。 @iwamotts 僕もウィーンで、ゼツェッションがベートーベンの雰囲気に強い影響をうけていることを実感。
01:01 from web (Re: @kktnk
@kktnk 田中さんのTweetにおけるDavid Hammonsの作品について、思い当たる点があるので、また連続ツイートさせて頂きます。
08:33 from web (Re: @kktnk
あいよ~。行きまーす! @kktnk あの作品は昔から気になっていたので、連続ツイート楽しみにしてます!
08:34 from web
連続ツイート「デヴィッド・ハモンズ理解のために」
08:35 from web
(ハモンズ1)田中功起さんがTwitterにて、David Hammonsの「Bliz-aard Ball Sale」と、つげ義春の無能の人に出て来る「石を売る」を並列して述べており、少し思う所があったので、ツイートしてみたい。
08:35 from web
RT @kktnk: 2、David Hammons, bliz-aard ball saleとつげ義春の無能の人の距離。冬のNYで雪を丸めて雪玉を売ること、河原で石を拾って売ることの違い。雪は雪かきの必要があり、河原の石はただそこにある。雪はすぐに消えてなくなり、石は消 ...
08:36 from web
(ハモンズ2)David Hammonsの作品を語る時に抑えなくてはならない点の一つに、彼がニューヨークの黒人アーティストであり、ブラックパワー・ムーブメントに関わっていた、という点がある。それを踏まえなくては、彼の作品における意図を見落としてしまいかねない。
08:37 from web
(ハモンズ3)ポジネガ反転したアメリカ国旗「African-American Flag」や、ハーレムの床屋で取れた髪の毛を石に接着した彫刻作品「Haircut」、黒人活動家のジェシー・ジャクソンを白人にした作品「How Ya Like Me Now?」などが、その好例だろう。
08:38 from web
(ハモンズ4)私が好きな作品の一つに、黒人の子供たちがバスケットボールばかりに夢中になって勉強しないから、と言って、近所のバスケットコートのゴールを10m以上の高さに引き上げてしまい、バスケットボールのゲームを無効化させてしまった作品「Higher Goals」がある。
08:39 from web
(ハモンズ5)ただ単に、子供たちがバスケットボールをやれなくなったばかりでなく、そこにハモンズから黒人の子供たちへの、「より高い人生の目標(Higher Goals)を考えてみてはどうだろう」、という提案が理解できた時、初めて感動がある。
08:39 from web
(ハモンズ6)この様に、ハモンズの作品の理解の為には、アメリカの黒人社会に関する理解が必要となる。そこで、Bliz-aard Ball Saleを考えてみよう。
http://bit.ly/ffufCW
08:40 from web
(ハモンズ7)サイズの異なる雪玉を、値段を付けずに販売する。つまり、鑑賞者は、そのサイズを見極めて、自分自身が値段を付けなくてはならない。この作品の意図は、どんなものでも商品になってしまう、という理解だけで、本当に良いのだろうか。
08:41 from web
(ハモンズ8)黒人男性が、路上にて、値段を付けずにサイズの異なる真っ白な雪玉を販売している。それを見たマジョリティに当たるイーストビレッジの白人たちは、一体どんな反応をしたのだろうか。そこまで考えなくては、この作品を正確に評価することは困難ではないか、と私は考える。
08:43 from web
(ハモンズ9)東欧移民の子孫として工業都市ピッツバーグに生まれたウォーホルが、アメリカの「貧しさ」を描く為に用いたシルクスクリーン製のキャンベルスープ缶、黒人の「貧しさ」を補助線としたハモンズのSnow Ballは、手法として並列できると考える。
08:47 from web
(ハモンズ10)さらにサイズの異なる真っ白な雪玉たちは、物量的な大きさと物の値段、という判断よりも、様々な色の小箱たちが音を奏でるPete Seegarの名曲「Little Boxes」を参照した方が適切ではないか。http://bit.ly/co3soK
08:47 from web
(ハモンズ11)日本人がハモンズの作品を正確に理解することは、つげ義春の「無能の人」に留まらず、アメリカ人がフィッシュマンズの「宇宙・日本・世田谷」や、ホフディランの「多摩川レコード」のニュアンスを正確に理解するのに似た困難がある。
08:50 from web
(ハモンズ12)実力のある表現者は、できる限り少ない手法で表現を実現しておりその実力に対面した際に、鑑賞者は作品理解ができず、困難に陥ることがある。それが、アートの面白い所の一つではないか。
08:50 from web
以上、連続ツイート「デヴィッド・ハモンズ理解のために」でした。
08:52 from web
そういえば以前ニューヨークの路上で、1ドル札の肖像画の部分にひげを書き込んで、50セントで売っている若者に出会ったことがある。このパフォーマンスが行われていた場所は、ハモンズがこのパフォーマンスを行ったイースト・ビレッジのクッパーユニオン前だった。ハモンズへのオマージュ作品か?
10:12 from web (Re: @artwoods
そう思います。なお、表現行為がシンプルであればあるほどなお良い、というのはハモンズ本人の言葉でもあります。 @artwoods 確かに謎解きはおもしろいですが、なぜに実力のある作家はできるだけ少ない手法で表現しようとすると思いますか。作家にとってもそれが挑戦?
10:14 from web (Re: @artwoods
表現行為がシンプルであればあるほど、メタ言語としての表現会話の次元が上がり、トランスミッション=アート表現としてのメッセージの伝わり方が強くなるから、と私は考えます。 @artwoods
10:15 from web (Re: @art_composition
メッセージ、ありがとうございます。1月24日以降に、一度ゆっくり、お食事などしながらお話しませんか?またDirect Messageで、日程の調整をできたらと思います。 @art_composition
11:24 from web (Re: @edtion1
@edtion1 いつもご丁寧に、ありがとうございます。地域系の連続ツイートも、そろそろ完結させなくては・・・
16:08 from web (Re: @artwoods
@artwoods いかにシンプルに、伝えたいメッセージをメタフィシカルに伝えるかが、表現者の力量なのでしょう。そして、オーディエンスにも、力量が求められます。
by curatorshinya on Twitter