ペパーミントの魔術師

ご挨拶が遅くなりました。
引っ越し先でも同じタイトルで
継続しております。

完全に脇役、地味~な脇役。(;^_^A~「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」TCX3D字幕版

2016-07-05 23:51:51 | 映画


ジョニーデップのあのすんごいド派手メイクで地味なわけないと思うでしょうが、
今回のマッドハッターは、最初から真面目、しかもふさぎ込んでるから、
あのメイクとあのキャラを生かすどっぴょ~んさがないわけです。
う~~・・・物足りなかったのはそゆことでしょうか?

亡くなったと思っていた家族が生きているかもしれない。でもそれを探すすべがない。
ここで救世主としてまたアリスがアンダーランドへやってくるというお話なんですが。


話の中心にジョニーデップがいるはずなんですが、なんでだろうね~。
見たかったのはそういうのじゃないねんっていう。
いつもだったらもっと目立ってるはずなんですが、
今回はただ、ハッターの両親を助けるというだけじゃなくて
赤の女王がなんであんなでかい頭になったのかあんなキャラになってしまったのかっていう
ちょっと同情的な話もはさむし、
サブキャラの「タイム」がまた濃いキャラで。
いつもならジョニデはこの立ち位置で目立つひとじゃなかったでしょうか?
このタイムみたいに。
サシャ・バロン・コーエン、いい味だしてましたね~。
もっとなんかこう魔王みたいなイジワルキャラかとおもいきや
ぜんぜんええひとだったじゃないのよもう。(* ´艸`)クスクス

死にかけていたハッターが「信じる」だけでわ~っと生気がよみがえるあのシーンはちょっとびっくり。
でもなんかものすごわかる気がしました。それだけで力になる、頑張れることってありますよね。

ティムバートンが監督じゃないんですね。今回は。
そのせいか赤の女王にも白の女王にも独特のヘンテコさがちょっと薄いの。
ま~今回はこの二人のわだかまりとそれが解決する話も盛り込んでいるので
な~んかバートン独特の毒気がないな~って。
誰も悪い人がでてこない。みんなええひとでみんなふつーで
そのぶんバーンとインパクトがないのな。外見があんだけ個性的なのに。
今作で加わった「タイム」がいちばん自由に動いていた・・・んじゃないですかね?
てっきりタイムとアリスが戦うのかと思ってました。もしくはドッペルゲンガーで
えらいことになるのはアリス自身かと思ってたんですけども、
おとしどころはやっぱりヘレナボナムカーターなんですね。(;^_^A

バートンならではの世界観やらコスプレはそのままに、特撮部分はかなり面白かったんですけども
親子のすれ違いからごめんなさいやら愛してるが伝えられないというと
なんだかチャリチョコ思い出してしまいました。もっていきかたが似てたな~。
固まってしまったもんがとけて元通りってアナ雪みたいだったし船長アリスの舵とり采配はまるでパイレーツ。
いっぱい既視感をつめこんでこられて笑ってしまいました。


とまあ、ぼろくそ書いたのですが前作もそうだったんですけども、
あのド派手なメイクでシリアスな顔して「行くなよ」っていうたときの
マッドハッターのドアップにキュンキュンしてしまった私は
今回も「さよならアリス」って送り出したときの顔みて
あ~~~もうこれだけでいいわっ!(爆)ってまたキュンキュンしてしまったのでした。



あのマッドハッターの顔がほんの一瞬だけかっこよく切なくみえてしまうシーン。
・・・・・113分の上映時間のなかで私がまっていたのは結局そこだったのね・・・・・(;^_^A


PS:字幕版で見れてよかった。アランリックマンの声がきけてよかった・・・・。