名古屋大学の錫村教授らの研究グループが、
アルツハイマー病や筋委縮性側索硬化症(ALS)などの進行を
抑えるたんぱく質の生成に成功したことを、
米科学誌プロスワン電子版に発表したと、今朝の読売新聞が伝えています。
漢方薬の原料である「甘草」の主成分から化学合成した
新たなたんぱく質「INI0602]を生成したもので、
甘草の主成分が、脳内で多くなるとアルツハイマー病などを引き起こす
グルタミン酸の大量放出を、抑える効果を発見したもので、
新薬の開発につながる成功だそうです。
若年でも増えてきたアルツハイマー病だけに、多いに期待されると共に、
日々のたゆまぬ研究・開発が成功への道という事でしょう。