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1%もある
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言葉が人を運命を変える、元気のでるお話です。
▼1986年、大学院生だった大谷貴子さんは
突然白血病の宣告を受けました。
骨髄の型が適合し、移植が可能になるのは兄弟で25%、他人では数千分の1。
必死の骨髄提供者探しの末、奇跡的に母親と適合。
しかし、病状はもはやかなり悪化していて、
7人の医師団のうち1人は、手術が成功する可能性は1%と言い、
残る6人の医師は、移植しても助からないと反対しました。
▼この絶望的な数字に、両親はうつむきました。
そのとき、意識がもうろうとしていた大谷さんに代わって、
お姉さんが、医師団に向かって大阪弁でこう言い切ったのです。
「1%もあるやん。ゼロと1なら、1%に賭けてください」
このお姉さん一言が、大谷さんの命をつなぎとめます。
可能性が1%と言われたとき、99%ダメだと考えてあきらめるか、
その1%に希望を見出すのか。
考え方一つで、人生は変わっていきます。
大谷さんは、1%の可能性に賭けて生きようとしました。
▼1%に賭けた大谷さんの移植手術は、成功しました。
退院すると大谷さんは、「もらった命」で骨髄バンク創設のために、
必死で署名運動に取り組みます。集まった署名の数は120万超。
1989年、日本初の骨髄バンクを名古屋で設立。
その後も精力的に活動を続け、現在、大谷さんは、
全国骨髄バンク推進連絡協議会会長として
「誰もが移植を受けられる」ために身を挺して活動中です。
※世の中はすべて考え方一つ。無いものを探すのではなく、
今有るものに感謝しましょう~