裏面打法は単板で

10mmの単板に両面ラバーを貼っている男が,卓球についてまとめます。

次世代の前陣速攻型

2017-09-12 23:19:53 | 選手
久々にラバーネタを送り出してすっきりしたところで,一息ついて人物紹介。

今回紹介するのは孫晨

1997年4月13日生まれの20歳の中国選手で,本国のペン表速攻型としてはかなり久々に出て来たであろう若手である。

ラケットはクリッパーCRにフレアストーム2とテナジー05FXと言う組み合わせである(ソースはこちら)。

一見すると今風のペン表かと思いきや,従来以上に裏面の技術を生かしているのが特徴である。


2015年に開催された18歳以下の大会の決勝にて,王藝迪との決勝戦。

女子だけにバック対バックには当然強いのだが,注目してほしいのは表面のショートではなく裏面の前陣ドライブによる連打である点だ。

しかもバック前の短いサービスに対するレシーブを,チキータあるいは台上ドライブで積極的に攻めているあたりに,今風のスタイルが垣間見える。

そしてペン表本来のスマッシュも,要所でしっかり決めている。

まだミスが出る場面もあるが,1球1球に対する執念は将来性を十分に感じさせてくれる。

シェークが幅を利かせる中でこういうタイプが1人でも多くいてくれないと,卓球は面白くならないんだという事を,女子の試合からも通じて感じさせられた。

東京オリンピックまであと3年,それまでに少しでも成長して,最高の舞台でミウミマという日本勢と抗争を繰り広げてもらいたいものだ。

では,また


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