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小説などをつらつらと・・・

クローン犬 「今年の発明大賞」に

2005-11-14 | 適当な世界ニュース
アメリカのニュース雑誌「TIME(タイム)」で「今年の発明大賞」が発表されました。


今年は韓国で誕生したクローン犬が大賞に選ばれたそうです。

クローン犬はアフガンハウンドという犬種で、耳の細胞を卵子と結合させて生まれました。
とはいっても、1000以上の胚を用いたにも関わらず妊娠したのはたったの3匹。
さらに無事生まれてきたのは1匹のみという厳しい結果だったようです。
なにはともあれ、犬のクローンができたのは事実なようで、開発チームにはペットを蘇らせたい飼い主による連絡が絶えないということです。

僕はペットの復活には反対ですねぇ。
だっておんなじ顔したやつが生まれても脳はコピーできないから別物ですよねぇ・・・


さて、クローンといえばクローン羊の「ドリー」が有名ですが、ドリーのその後ってあんまり知られてないです。
ドリーは1996年に6歳のメス羊から誕生したクローン羊です。
それまで不可能だといわれてきた、哺乳類の体細胞からクローンを作り出すことに成功したため有名になりました。

ちなみに体細胞とは手や足などにある普通の細胞のことです。
精子や卵子は生殖細胞といってこちらからのクローンはもう少し簡単にできるようです。

ところが、ドリーには細胞分裂をするたびに短くなるという「テロメア」が同年代の羊に比べて半分の長さしかありませんでした。
テロメアとは遺伝子の中で生まれてから少しずつ短くなる部分です。
これが短くなることで、老化が起こっているのではないかとも言われています。
これは6歳の羊に相当する短さだそうです。

・・・あれ?
6歳というとドリーのお母さんが6歳でしたね。
そうです。
ドリーは生まれつき6歳だった可能性が高いのです。

もちろん体の大きさなどは他の羊と変わらないのですが、細胞の年齢が6歳だということです。
ドリーは5歳のとき、年取った羊がかかることが多い関節炎にかかってしまいます。
そして、6歳のときに衰弱しきったドリーは安楽死させられました。
通常の羊の半分の寿命でした。

こうしたことから、クローンを作るのに疑問が投げかけられています。
「生物は生物の枠を超えるべきではない」という意見も多くあります。
僕個人としてはクローン技術が発展するのはいいことだと思います。
クローンが作れたら、臓器移植を待つ人に完全に適合する臓器を作ることもできます。
かつてこの星に栄えていた様々な生物を実際に見ることもできるかもしれません。

ただ、こうした技術が暴走すると恐ろしいことになります。
そうならないように気をつけることが大事なんじゃないですかねぇ・・・

暗い話になりましたが、「今年の発明大賞」は毎年ユニークな発明に出されるものです。
過去には「バウリンガル」なんかも受賞しているんで、クローン技術というのは普通の人にとってはまだまだ娯楽の域なんでしょうね

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2 コメント

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うーん? (ラテラ)
2005-11-14 19:44:28
テロメアの説明がよくわかりませんでした・・・

短くなる?・・・?





こんなクローンの話をつかったのが、

マンガにあったなぁ~

こないだ最終回終わった、

「かぐや姫」ってやつ。

あれもなかなかおもしろかったですよ。

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ですね(^^; (ぶふぉ)
2005-11-14 21:46:55
専門用語を出してしまいすいませんでした

自分で知ってる言葉って他の人も知ってるんじゃないかってつい思ってしまいますね・・・



少しわかりやすく直しておきましたが、またわかりにくかったら教えてください
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