突然、目の前に海が広がりました。

穏やかな砂浜が弧を描いていました。

道なりに、小さな丘を越えると、

絵本のような、可愛い街が、内陸深く切れ込んだ湾の畔に見えてきました。
その町の名はアラプール(Ullapool)
この町からは、ルイス(Lewis)島へフェリーが出ています。

港にお瀟洒なレストランが並んでいました。

ご婦人がお二人、フェリーの時間を待っているのでしょうか。
暖かな陽射しの中で、ゆっくりと過ぎて行く午後の時を楽しんでいました。

お伽噺のような光に包まれたアラプールの港では、6月の風が更紗のように頬を撫でていきます。
時計は既に18時を告げていました。
私も心地良い光と風の中で、寛ぎのひとときを過ごし、新たにナビへ、ネス湖の名をインプットしました。
急げば、今日中にネッシーに会えるかもしれません。
車は南東へと進路を変え、白い雲の下を急ぎます。

インバネスの手前で南へ進路を変えると、広葉樹の並木が現れ、別世界に紛れ込んだような荒野の旅が終わったことを告げていました。

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