雨のセブンシスターズで、草原と湿原の道を90分ほども歩いてきました。
車に戻り、ウオーキングシューズの中で足指を動かすと、グチュグチュと水の音がしました。
ズボンも膝から下はびっしょりで、気温はそれほど低くないのですが、足全体が冷え切っていました。
暖かい飲み物と思いますが、それは望むべくもありません。
イギリスは日本のように、あちこちに飲み物の自販機があるわけではないのです。
ズボンを履き替え、裸足に濡れた靴を履いて、本降りとなった雨の中へ車を走らせました。

セブンシスターズにユースホステルがあることをネットで確認していたのですが、既に18時半を過ぎていました。
私は日本でもユースホステルを使ったことがなく、会員ではありますが、システムが良くわかりません。
探すのも面倒なので、今夜は早々に、車中泊を決意しました。
ですが、今から寝るには時間が少々早すぎます。
少しでも旅の距離を稼ぎたいので、次の町のブライトン(Brighton)を目指すことにしました。
ブライトンに関して、ガイドブックに次のような記述があります。
「‐‐‐暮れなずむ空にブライトン・ピアのネオンが輝き、とてもロマンティックだ‐‐‐」
今からブライトンへ向かえば、タイミングはピッタリです。
ブライトンはイギリス海峡に面した人気のリゾートタウンだそうです。
ロンドンから近く、ロンドン子にとってブライトンは幼い頃から慣れ親しんだ海辺の町として、特別な思い入れがあるそうです。
夕暮れの雨に煙るブライトンが見えてきました。

ブライトンの街に入り、シーライフセンターに向いました。
リゾート地を象徴する観覧車があります。
哀愁を漂わせる、季節外れの雰囲気が、イングリッド・バーグマンが出てくる映画の1シーンのようで、とっても素敵です。
季節外れの観光地には、想像力を刺激する不思議な魅力があると思いませんか?

そして、ガイドブックの一節にあった、ブライトン・ピア。
536mの桟橋に小さな遊園地や、ゲームセンター、カフェテリアなどが設けられているそうです。
時間的に、もう少し遅いほうが、ネオンが映えたかもしれません。
でも、ここを舞台にしたラブストーリーを書けば、甘く切ない青春物語が生まれそうです。
あなたなら誰をヒロインに想定しますか?
え! 草笛 光子?
お、お生まれは何年でしょうか?
さて、ブライトンには国王ジョージ4世が1822年までに、40年の歳月をかけて建てた、離宮があります。
このロイヤル・パピリオンとともにブライトンはリゾート地としての地位を築いてきたのだそうです。
日本で云えば、葉山や須磨といったイメージでしょうか。

既に19時を過ぎたので外観を確認しただけですが、インド、イスラム風の様式を取り入れた風貌と、中の壁画や使われている食器類も贅を尽くしたものばかりだそうです。
さて、今日はもうこれが限界です。
朝5時から動き始め、カンタベリー、ドーヴァー、サムファイア ホエー、ライ、ヘイスティング、セブンシスターズ、ブライトンと見て歩きました。
イギリス一周の花旅として、良好なスタートが得られた一日でした。
最後に、今日の行程を地図で確認しておきます。

ムムム・・・ 今日の移動距離は赤線部分だけ!
たったこれだけ!!
イギリス本島を海岸線に沿って北上するつもりですが、目算で、今日の移動距離を7倍しても、スコットランドの最北部に届きそうもありません。
全部で二週間の予定ですが、もっとペースを上げなければ無理かもしれません。
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