
地上に出ると、先ほどの南京東路はすっかり夜の帳に包まれていました。
歩行者天国の両サイドを街のネオンが明るく照らしています。
一人旅で以外と悩むのが夕食です。
中華料理店のように、大きな丸いテーブルだけが設置してある店だと、なかなか一人では入り難いものです。
そこで、ガイドブックで目星を付けていた、旧フランス租界の衝山路で店を探すことにしました。
写真は、衝山路で見つけて入ったレストラン「PAUL」。
この店は焼いたパンやパイなどを店先でも販売していて、欧米人らしき若い客が出入りしていました。
店の雰囲気が私の好みとマッチしたので、この店で、刺激的だった旅の初日の最後の食事を摂ることにしました。
平日の夜10時を過ぎると客も少なく、店には静かな、ゆったりとした時間が流れています。
そして何よりもこの店のジョッキのビールは絶品でした。
上海体育館駅に地下鉄を降りたのは23時を過ぎていました。
今朝6時に東京の家を出て、羽田から上海へ飛んできたのだとはとても思えません。
刺激的な別世界に浸りきり、昨日までのリズムと感性は、もうすっかり体の中から抜け去っていました。
