予想していたほどの苦労もなく、香港行き列車の切符を手にした私は気分を良くして、今日最後の目的地、珠江ナイトボート、天宇船乗り場へと向かうことにしました。
広州東駅から地下鉄1号線で「公園広場」へ、2号線に乗り換えて「海珠広場」へと向かいます。
乗車時間は15分弱、交通渋滞にも全く影響されずに移動できます。「海珠広場」で地下鉄を降りて、珠江の方角へ歩を進めます。

道は珠江を渡る海珠橋へと続き、橋からは川を行き交う船を眺めることができます。

この時点で5時半を過ぎた頃でした。
珠江ナイトボートに関してはガイドブックにこう記載されています。
「広州の夜の観光の目玉は、市内を西から東に流れる珠江の両岸に出現する夜景で、この景観を船上から鑑賞するのが珠江ナイトボート」。
多分、珠江の両岸に夜景が出現するのは8時過ぎだろうと予測しました。
2時間以上の間があります、流石に足は疲労感を訴えていましたので、カメラを入れたリュックに60センチ以上もある三脚を抱え、ホテルに戻って再度出直す気にはなれません。
とりあえず、船乗り場まで行って、乗れそうなナイトボートの出航時刻を調べようと、歩を進めたそのとき、歩道の左手に海鮮料理の店を見つけました。

この店ではどうやら客が自分で材料を選んで調理してもらう方式のようです。
歩道に迫出したテーブルでは数組の客が既にワイン片手に食事を楽しんでいます。

とりあえず市場のように魚を展示している店の中を、くるりと歩いてみました。

大きなあわびが388元、考えてみれば換算で5000円程度ですから日本に比べれば安いものですが、地下鉄料金の2元、3元という金銭感覚に慣れてしまっていたので、その時は「おお高い!」と感じてしまったことを覚えています。

蟹、ワニ、蛇の頭を漬け込んだ酒、そして何と、品札に水蛇と記載されたガラスのケースの中では本当に生きた蛇が身をよじっていたのです。


さすがの私も、これには少々食欲を削がれた思いが致しました。
何れにしても、ナイトボートがディナー付きだとすれば、今ここで食事を摂る訳にはいきません。
変則的な時間に食事をしたので空腹でもなかったのです。

船乗り場に着いて出航時刻を調べると、7時半頃から8時頃にかけて幾つかの便があることが確認できました。
窓口はまだ閉まっていて人影はありません。
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