三陸海岸の真崎岬に穏やかな波が打ち寄せています。

オオマツヨイグサが季節の移ろいを予測させながら、潮風を浴びています。

岬の形通りに作られた林道を進んで行くと、三王園地と表示された場所に出ました。
駐車場に車を停めて、散策路を進みますと、頂に松を飾った岩が、海中に屹立していました。
立ち上がる岩の横で、ドングリみたいな形をした岩が、程好いアクセントになって、絵のような光景を完結させていました。

散策路の脇にコマツナギが可憐な花を咲かせています。

三王園地の一角に、「海嘯鎮魂の詩」と銘した詩碑を見かけました。
「独り残りし幼子も
人の情けにすがりたる
育てはぐくむ慈悲もあり
親にかわりし愛の手に
健やか育ち子もありて
今静かなる碧き海
母なる海よふるさとの海」

三王園地の西側から、三王岩を眺めると、岩の下部は大小の砂礫が積み重なる層を成し、その上に熱変性を受けた岩が載っています。
この砂礫層は白亜紀のものだそうです。
地球上に恐竜が繁栄を極め、消えていった様子を、この岩は見ていたはずです。
白亜期とは、イギリスとフランスを隔てるドーバー海峡の白亜(チョーク)を含む地層の意味ですから、先程の鵜の巣断崖も三王岩もセブンシスターズもみな同じ年月を地球と共に見て来たことになります。

三王岩は一億年の歳月の高さで、頂に松を育てていました。
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