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一億年の歳月の高さ

2015-09-03 16:08:11 | 東北漫遊 花の旅

 

 三陸海岸の真崎岬に穏やかな波が打ち寄せています。

 

 

 オオマツヨイグサが季節の移ろいを予測させながら、潮風を浴びています。

 

 

 岬の形通りに作られた林道を進んで行くと、三王園地と表示された場所に出ました。

 

 駐車場に車を停めて、散策路を進みますと、頂に松を飾った岩が、海中に屹立していました。

 

 立ち上がる岩の横で、ドングリみたいな形をした岩が、程好いアクセントになって、絵のような光景を完結させていました。

 

 

 散策路の脇にコマツナギが可憐な花を咲かせています。

 

 

 三王園地の一角に、「海嘯鎮魂の詩」と銘した詩碑を見かけました。

 

 「独り残りし幼子も

 人の情けにすがりたる

 育てはぐくむ慈悲もあり

 親にかわりし愛の手に

 健やか育ち子もありて

 今静かなる碧き海

 母なる海よふるさとの海」

 

 

 

 

 三王園地の西側から、三王岩を眺めると、岩の下部は大小の砂礫が積み重なる層を成し、その上に熱変性を受けた岩が載っています。

 

 この砂礫層は白亜紀のものだそうです。

 

 地球上に恐竜が繁栄を極め、消えていった様子を、この岩は見ていたはずです。

 

 白亜期とは、イギリスとフランスを隔てるドーバー海峡の白亜(チョーク)を含む地層の意味ですから、先程の鵜の巣断崖も三王岩もセブンシスターズもみな同じ年月を地球と共に見て来たことになります。

 

 

 三王岩は一億年の歳月の高さで、頂に松を育てていました。

 

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