白川地区で八幡社、高嶋家の大椿を確認し

八幡社 高嶋家
五十谷(いかだに)地区へ向かいました。
県道70号線をはしり、なだらかな丘陵地帯を上ってゆくと、緑に包まれた菖池家墓地が見えてきました。
この辺りは昭和52年(1977年)3月に大地すべりが発生したことで知られています。
警戒と対策協議のために集まった70余名の人々を乗せたまま、幅200~250m、長さ1200m、面積34haの規模の大地すべりが発生したそうです。
丸山さんの資料には、そのような地区にあっても菖池家墓地は被害を免れたと記載されていました。

車を路肩に停めて近づきますと、ツバキの古木群が杜をなしていました。
石面が崩れて字が読み取れない墓標もありましたから、百年以上の歴史を数える墓地なのかもしれません。
それにしても、鬱蒼とした緑に包まれた墓地は、たまに大地すべりなどが起きたとしても、安泰な暮らしが続いてきたことを示すように思えます。
何とも、見事な樹幹のツバキではありませんか。

前方に石川県との境をなす宝達丘陵の峰々が横たわります。
車は標高200m程と思える、尾根と谷が入り組む道を縫い進んでゆきました。

磯部の永徳寺のツバキは桃色一重椀咲の中大輪で目通し175㎝。
10月から4月にかけて花を咲かせ、地区を代表するツバキと評されています。

磯部神社の社叢は氷見市指定の天然記念物に指定され、
掲示板には「標高約100m。高木層はウラジロガシが優占し、参道にはスギが並び、低木層はヤブツバキ、ヒメアオキ、シロダモがみられ、社叢西向きの正面には大きなフジが高木にからみ、花期には紫色の長い花序を垂れたフジの花が見られる」と記載されていました。

磯部神社

磯部神社のツバキ等

磯部神社の鳥居 磯部神社のフジ
磯部から針木へ回り、長家の白ツバキを訪ねた後で、

胡桃地区に向かいました。
胡桃地区は宝達丘陵の南東に位置しますが、この場所でも昭和39年(1964年)に大きな地すべりが発生し、わずか3時間ほどの間に、87戸の胡桃集落を一挙に壊滅させたそうです。
地すべりは7月16日の正午頃に発生し、東西約500m、南北約1500m、面積70haの広大な山地斜面が崩壊・移動したようです。
日中だったこともあり、幸いにも村人は難を免れ、死傷者は全く出なかったそうです。

「地すべりと共生する里山の地域づくり」の標示を目にした場所に、火神社がありました。

社殿の周囲を壮齢のツバキが覆い、

杜の周囲に、白いキクザキイチゲの花が揺れていました。

※ 他の記事へは index をご利用頂くと便利です。
