苗場山の頂上周辺に30分ほども居たでしょうか。
当初の予定では、花の写真を撮りながら2時間程の滞在を考えていたのですが、山頂周辺に雪渓が残り、本格的な花のシーズンはまだ先のようです。

更には、高湿低温で無風なためにブヨが飛び回り、とてもゆっくりする気分にはなれませんでした。

山頂湿原は、花のシーズンには少し早すぎたようです。
多分7月の三連休辺りから花が咲き始めるのかもしれません。
しかし下山する途中、神楽ヶ峰へ通じる鞍部には雪を認めましたが、雲尾坂を下る途中から花を目にするようになりました。

雨の中を登る時には気付かなかった花も視野に入ってきます。

今回フィルムカメラと三脚を背負って来ましたが、フィルムで撮影する場合は、明るさが不足すると花本来の色が出ないので、カメラはずっとリュックに入れたままでした。
雲尾坂を下った頃、雲の切れ間から時々陽が差し始めたので、鞍部の「お花畑」辺りからフィルムカメラの被写体を探す目になっていました。

オオバキスミレ クモマニガナ
しかし三脚を構えたくなるような、花に傷みの無い別嬪さんの花にはなかなか巡り会えません。
振り返えれば、下ってきた山稜は相変わらずの雲の中です。

雲尾坂を背にしたコバイケイソウ
頂上周辺とは僅か100m強の標高差ですが、鞍部で幾つかの花を目にすることができました。

オノエラン ニコウキスゲ
鞍部を過ぎ、神楽ヶ峰へ登る途中の雷清水で水を補給しました。
この場所の水量は多くありませんが、この祓川コースでは、和田小屋まで飲用水が手に入らないのです。

周辺にモミジイチゴやサラサドウダンなどが可憐な花を咲かせていました。

モミジイチゴ サラサドウダン
先に紹介したベニサラサドウダンと違って、サラサドウダンは花の下部、写真の花は下を向いていますので上の方、が淡黄色です。
雷清水を越えた辺りで来し方を振り返ると、雲に霞む雲尾坂とその左手に、白蛇のように蛇行する長い雪渓が姿を見せていました。

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