境港に到着しました。
目の前の水道を跨いで立派な橋が架かっています。

橋のたもとに台場公園があります。
台場公園の元となった「お台場」は黒船襲来に備え、全国各地の藩の重要な港に築かれた軍事施設で、「境お台場」は1863年に構築されたそうです。
「境お台場」は鳥取藩の中で最も規模が大きく、山陰の重要港湾として繁栄した境港の歴史を学ぶ上で大きな意義をもつ史跡だと解説板に記載されています。

境港は日本海を介する大陸との交易や防衛上の意義を持つ重要な場所だったようです。
海運介して、境港が世界に門戸を開いた象徴が台場公園であるなら、漫画を介して、世界に日本分化を発信している象徴が水木しげるロードだ言えるかもしれません。

「水木しげるロード」は境港出身の漫画家・水木しげる氏を顕彰して、800メートルほどの通りに、氏の漫画に登場する妖怪のブロンズ像を並べています。
今日は9月24日。 三連休の中日とあって、通りは観光客で溢れていました。
ネズミ男の顔や膝は観光客に撫でられてピカピカでした。

中には入りませんでしたが、妖怪神社などもありました。
妖怪が神社なの?
マーあまり深くは考える必要はなさそうです。

水木しげる記念館は平成20年にリニューアルされたそうです。
NHKの朝のテレビドラマの影響か、観光客が次々と入館していきます。

水木しげるロードには妖怪饅頭や妖怪を模した壺の日本酒などが店頭を飾り、観光客は競って買い求めておりました。


水木しげるロードには、妖怪ジュースや鬼太郎ラーメンなどの妖怪関連商品が並んでいました。


このように、特定の漫画にテーマを絞った観光地を他に見たことがありません。
見事な発想と企画力に感心させられました。
私は全国に花公園やフラワーパークを訪ね歩いていますが、折角の資源を眠らせたままの施設を多く目にしています。
貴重な資源を残し、安定的に施設を経営する為にも、水木しげるロードは参考になるだろうなと思いました。
勿論、NHKの朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の影響は相当にあるようです。
水木しげる記念館近くの、昔懐かしい駄菓子屋を覗くと、中年のおばさんが一人デ店番をしていました。
客は私一人だったので、「この通りはずごいですね」と話かけてみました。
「ええ、10年ぐらい前はシャッターが降りた店が並ぶ、寂れた商店街だったのですが、水木しげるロードの名にしてから客が増えました」とのことです。
更には「今年は特にテレビ番組の影響と東北の地震で修学旅行がこちらに周ってきたのでお客さんが増えました」とのお話でした。

日本の漫画は世界中に大きな影響を与え続けています。
物作りも大事ですが、日本には人の心を動かす、眠っている資産が豊富にありそうだなとの印象を得た、鳥取県境港の「水木しげるロード」でした。
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