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早春の森を抜け

2014-05-28 16:57:32 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 二日前に見た、名も知らぬ黄色い花が背丈を伸ばしていました。

 

 その横のサクラソウも、ひと回り大きくなったような気がします。

 

 

 

 右岸の尾根の上に、微かに雪を被ったピークが覗きました。

 

 左岸の崖の後に、仄かに雪を乗せた峰を見つけました。

 

 

 

 竹林の手前で、誰かが籠を編みかけているようです。

 

 

 本流へ流れ込む沢に、丸太を重ねた橋が架けられていました。

 

 人の手の温もりが、風景のあちこちに紛れ込んできます。

 

 

 そんな沢の一枚岩の上で、白髪のトレッカーが、若葉萌え始める木々を眺め、寛ぎの時を過ごしていました。

 

 沢水は程好く冷ややかで、軟らかい陽射しが谷を温めています。

 

 

 しかし、ここはまだ神様がお住まいになられる場所。

 

 ロバや馬が足を踏み込むことは許されません。

 

 屈強な腰付きのポーター達が大きな荷を背に、黙々と坂を登り、森の中へ消えて行きます。

 

 

 随所に咲く赤いシャクナゲが、早春の森を抜けたことを告げていました。

 

 

 

 そして、真冬のABCを出発してから4時間半、正午になる少し前、優しい陽射しに包まれたドバンのGH(ゲストハウス)に到着しました。

 

 

 

ヒマラヤ一人歩きの危険性

 

 

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